メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
o真衣っぺo
ワールド:
あんず

冒険手帳を見る

創作物語

きのこ物語 第30話 「でかい声」 日付:2009.09.16 18:02 表示回数:712

ギィィ・・・・・
真衣は図書館の扉を開けた。

「はいりまーす・・・」
そっと入る。みんなもそれに続く。

図書館は思ったより広かった。
難しそうな分厚い本が、数え切れないほどずらっと並んでいる。

図書館の中央に、ハインズと呼ばれる魔法使いの長がいた。

う、浮いてる~・・・。魔法使いだから当然なのかな・・・。


納得した真衣は、ハインズのもとへ歩き出した。
「あの、ハインズ様ですよね?」
真衣は場所を考えて、静かな声で話しかけた。

「・・・・・・・・・・・」
ハインズは答えない。

「ハインズ様は、耳が遠いんだよ。おじいちゃんだから」
雷花がボソッと耳打ちした。
「そぅなのか・・・」
真衣は改めて話しかけた。

「あのぉぉ!!!!!ハインズ様ですよねぇええぇえぇぇぇええええ!!?」
真衣は叫びに近い(いや、もう叫んでいるが・・・)大きい声を出した。

「ふおぉぉ!!」
突然、耳に響く大きい声を出されたハインズは目を丸くして真衣を見た。
「なんじゃ。おぬしは!大きい声を出しよって!!」
ハインズは持っていた杖の先を真衣に向けた。

「え・・・・だって、耳が遠いって聞いたから・・・」
と、言って雷花をチラ見した。


「うん?・・・・・おお!雷花ではないか!」
ハインズは叱るのを止めた。

「ハインズ様!ひさしぶりーっ!」
雷花は親しそうに、手を振った。

「ひさしぶりじゃな、雷花。前に会ったときより、立派になったなぁ」
ハインズは笑った。目の端が垂れ、とても優しい笑顔だった。

「そうだよ!うちだって成長したんだから!!」
雷花は自信げな表情を見せる。


「ハインズ様」
と、白虎が真衣の前に入ってきた。
「白虎・・・。ってことは、でかい声のおぬしが真衣じゃな!?」

「そうです・・・・・。てか、でかい声’って余計じゃないですか?」
真衣は苦笑いした。


「で、どうしたのじゃ?白虎。何があったか?」
ハインズが問いかける。
「はい。ハインズ様に少しお聞きしたいことがありまして・・・」
白虎は姿勢を正す。

「ほぉ・・・。真衣を連れてきたということは、過去のことか?」

帽子を深くかぶっていてよく見えないが、
ハインズの顔からは緊張感が感じられた。



 つづく




+。:.゚ヤッタァァァァヽ(。´Д`。)ノ バンザァァーイ゚:.。+゚
ついに30話突破しましたぁ!!

遅かったデスネ・・・"(σ・ω・`*)

何話までいくかわかんないけど
これからも応援よろです!(*゚ω゚)ノシ



スタンプを押す

スタンプ(0

コメント

  • コメント(19

おしゃべり広場の一覧に戻る

変更する

×