■智樹視点
ペリオンに着いた俺たちは、
突然頭に羽を無駄につけた黒人っぽい男に声をかけられた。
「おぉ~、旅人さんデスネー。“私は豚と一緒に踊りを”という者デス。
私たちの家を造りたいのデスガ材料が足りないネ。」
「いやー、そんな一方的に言われても・・・俺まだ戦士になってないし。」
「ワォ、あなたまだ職業に就いてなかったんですカ!?
もしかしてニート?フリーター?」
「いや、この年でそれはないし。っていうか失礼ですね。」
「マコトに申し訳ありませんネ。今から戦士の神殿にお連れいたしまショー。」
そうやって男は俺たちの先頭に立って歩き始める。
待て待て待て、ここってペリオンであってるんだよな?
こんな荒野の山であんな男たちがいるとか・・・。
まさかマサイ族とかインディアンみたいな奴の集団に入っちまったのか?
歩いているうちにトーテムポールが見えてきた。
おいおい・・・まさか転職教官の人もあんな感じじゃないよな。
武器は石と木をひもで縛ったような原始的な物じゃないよな?
「ヘイ!到着しました。ここが転職場所、戦士の神殿デス。」
俺が考えにふけっているうちに到着したようだ。
とてもごつい石造りの神殿だ。
ドアを開けると一人の男が座っていた。
そのそばには火がたかれている。
酸欠とかにはならないんだろうか。
俺はその男に声をかけてみる。
「あの、戦士になりたいんですが。」
男は閉じた目を開き、俺をじろっと見てきた。
って、この人もインディアンみたいな格好じゃねぇか!
男は推薦状を出せと行ってきたので俺はそれに従う。
「ウム、マイさんの筆跡だ。力も申し分ない。戦士にしてやろう。」
俺はたまっていた疑問をいくつか聞いてみた。
「あのぉ・・・戦士ってみんな貴方みたいな格好してるんですか?
羽で作ったような服着たりとか体中にペンキみたいなの付けたりだとか・・・。」拳を開いて立てさんは、それを聞いた瞬間どっと笑い出した。
「お前はおもしろい奴だな。
装備もちゃんと甲冑がある。
武器の種類も多い。そんな心配はしなくていい。」
俺は胸をなで下ろした。
「この下に武器屋と防具屋がある。必要な物を買えばいい。」
拳を開いて立てさんは、そういうとまた瞑想を始めた。
「何か戦い方について教えてもらえませんか?」
「戦士は接近攻撃がメインだ。
相手にいかに当たらないように攻撃するかがコツだ。
戦士になればいつの間にかいろんな攻撃ができるようになる。
習うより慣れろ。だ!死なないようにしっかりやってこい。」
と、目をつむったまま答えてくれた。
(この人もなかなかアバウトなような気がするんだが・・・)
俺は憂と共に武器屋によって一番使いやすそうな剣を買った。
防具は薬を買ったときになくなりかけたので買うのはやめた。
豚と一緒に踊りをと名乗った男には
必ず持ってくるからしばらく待っといてくれと伝えた。
みなさんこんにちゎ~
ゆっきーです。
中間終わって返ってきてショックを受けてる最中です
どうも古典は文法と逐語訳ができないんだよな・・・
でゎでゎまた第十話で~
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