永遠「龍神!!」
龍神「・・・くんなって言っただろ!!」
永遠「そう言うなよ。何かあったんだろ?聞かせてみろよ」
龍神「うるせぇ!!何もねぇって言ってんだろ!!」
永遠「・・・」
永遠は無言でクルミと共に龍神の隣に座った。
永遠「龍神・・・俺たちは仲間だ。仲間に隠し事をするのか?・・・いいから聞かせてくれよ」
龍神「・・・」
観念したのか、龍神はしゃべりだした。
龍神「実は・・・口調も変えていた。僕は自分のことを「俺」なんて言わない。いままでみんなに見せていたのは全てうその表情だったんだ」
永遠「・・・詳しく聴かせてくれないか?」
龍神「・・・僕、海賊見習いの中で一番弱かったんだ。だから、いつもみんなにいじめられてた。そいつらを見返したくて、僕は強がるようになった。でも今思えばそんなの一時しのぎにすぎない。僕は、友達にも、親にもウソをついて、旅に出たんだ。旅から帰れば、みんなも認めてくれると思って・・・」
永遠「・・・そっか。でも龍神、お前が強がっていて、実は弱かった。なんて告白して、俺たちの仲間が笑ったり、お前をいじめたりすると思うか?」
龍神「思うよ!僕はいっつもそうやっていじめを受けてきた!だから、誰も信じられない!!」
そういう龍神の目は少し潤んでいた。
永遠「とにかく、あいつらの元に戻って、真実を話そう。お前の口から。いくぞ、クルミ」
クルミ「キュッ」
永遠「ほら、いくぞ龍神」
龍神「・・・うん」
柏瀬「あ、永遠君と龍神君~。お帰り~^^」
kyousa「お帰りなさい!待ってましたよ!」
権「やっと来たな、待ちくたびれたぞ」
永遠「ああ、お待たせ。・・・ほら龍神」
龍神「・・・みんな、今まで冷たく当たって、本当にごめん。僕には何の力もないんだ。永遠君が察した通り・・・」
kyousa「そんなのどうでもいいんだよ!」
龍神「え・・?」
kyousa「大事なのは強さじゃなくて、いくらつまずいても諦めない心だと思うよ」
柏瀬「それに、龍神君はこれでみんなに打ち解けたんだから、もう何も気にする必要はないんだよ~☆」
権「・・・その通りだ。お前は俺達の仲間だろ」
龍神「みんな・・・」
永遠「ほら、言っただろ?誰もお前のことを馬鹿になんてしない。これが、本当の仲間だよ」
龍神「・・・ありがとう!これからもよろしくね!!」
ラン「永遠君っ!!お取り込み中悪いけど、緊急連絡よ!」
永遠「!?どうした、ラン!?」
ラン「今、ハインズ様から連絡があって、全員ペリオンの戦士の殿堂に集まれ、重大な話がある・・・だって!!」
永遠「戦士の殿堂・・・重大な話・・?きっと、宝玉のことだ!みんな、ペリオンに急ぐぞ!」
権「おう!」
kyousa、龍神「うん!」
ラン、柏瀬「了解!」
第七話へ続く!
ふう、第七話では二次転職を予定!お楽しみに☆
それでは、またお会いしましょう(* ̄∀ ̄)ノシ
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