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創作物語

月光のアゲハ蝶  第33話 「光」 日付:2010.03.14 21:38 表示回数:518

夕日が輝くカニングシティに一人の女性が寝ころがっていた。彼女の名は亞ゲハ

彼女はある〝事件〟で意識不明になった刑事、ニューマジの正真正銘の彼女である。
その事件の始まりは、今朝リーダーの龍魂さんの一つの電話で知った
「貴方の彼氏が意識不明です。」
これだけ言われて私は気を失いかけた。嘘なんて言う人じゃないからすぐ把握できたけど

彼はいつも職場を良い雰囲気にしてくれる。って聞いたことがあるから職場の人間関係は大丈夫なはずだ、少なくとも私と彼の間にはなにも無かった。
彼は私の作ったプリン(らしい物)を毎日食べてくれて、正直に不味いと言ってくれる。真っ直ぐで誠実で真面目で優しくて、私自慢の彼氏だった。
もちろん一目ぼれであった。

出会ったその瞬間に心が動いた、こんな気持ちは初めてでなぜなのかはその時の私には分からなかった。
彼と一緒にいるのが嬉しくて、楽しくて、何をしても私に勇気をくれた。

そんな彼が意識不明なだなんて・・・

多分、龍魂さんが言わなかったら笑って自分を誤魔化していただろう。龍魂さんだから信じれた。
私が信じれる人は4人しかいない。一人はニューマジさん、そして龍魂さん、暗黒子猫、最後の一人は十六夜蛍さん。

しかし亞ゲハは十六夜蛍を信じれなくなる日がくる。
そして彼女が月光達と一緒に十六夜蛍を倒す日が来るなんて事はまた先のお話しである。

おいで病院の屋上にいた亞ゲハの耳に誰かの泣き声が聞こえてきた。
亞ゲハはすぐさまその泣いている男の子の傍に行った。
「どうしたの?」
「僕のお兄ちゃんがね・・・悪い人に連れて行かれちゃったの。」
連れて行かれた・・・そういえばあのニューマジさんの相棒のヤダイモ刑事が犯人に連れて行かれた、って言われたような・・・
「僕のお兄ちゃんね、すっごーく格好良くて頭いい刑事なのに・・・なんで・・・」
今にも泣きそうな声で言った。

「あれ?今刑事って・・・」
「僕のお兄ちゃんヤダイモって言うんだよ。」
「やっぱり!」
これは偶然だろうか・・・神様が仕向けた私たちの試練なのか・・・男の子が私の顔を覗き込んできた。
「私もそのお兄ちゃん探してるの。一緒に探しにいかない?」
男の子は無言で頷く。

「私の名前は亞ゲハ、貴方の名前は?」
「僕の名前は嵩九って言うんだ。宜しくねお姉ちゃん!」
お姉ちゃんって・・・ちょっと恥ずかしいなぁ。

二人は一回警察本部に向かうことにした。二人の眼に微かな光が灯ったようであった






────犯人懲らしめてやるんだからっ!
亞ゲハは強気な気持ちに変わっていた。






☆あとがき☆
今日、大事件がおきましたw
兄貴がパソコンの中に入ってる情報全部消して、父がインターネットだけ出来る様にしたけど、それしか出来ませんね。

まったく。兄貴って奴は。
まぁ少し更新に間が空きましたが、ゆーったり更新して行くんで宜しくお願いしますw








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