メイプルストーリー

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o時計屋さんo
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創作物語

ゴーレムのおはなし 最終話 日付:2010.03.17 21:28 表示回数:540

緑の丘と蒼い空
青い海と白くて大きな住処

白黒のゴーレムは今日も1体で、動かぬ仲間を見守りつづける。

白いゴーレムが、白黒のゴーレムになったのは、もう遠い昔の話。
あの晩、やっとの思いで、この場所に帰ってきたゴーレムを待っていたのは
彼について行ったあの日から、何も変わらぬ動かぬ仲間たち。
少しだけ、苔やツタが増えた彼らにたった一言

ただいま。

あの黒いゴーレムの群れが、今どうしているのか、わからないけれども
彼らなりにのんびりと過ごしていることを願う。

彼と出会ったことで、独りぼっちだったゴーレムが得たものは
なんだろうか
本当の仲間の意味?
本当の優しさの意味?
本当の寂しさの意味?
本当の絶望の意味?
本当の居場所の意味?

それはゴーレムだけの秘密。
独りぼっちだったゴーレムだけが知っている「本当」

今日も白黒のゴーレムは
ズシン ズシンと歩きまわる。

今日は雨 今日は晴れ 今日は曇り 今日は雨

そして今日は良く晴れて
白黒のゴーレムの体を照らす。
照らされる体はひとつだけ
ふと、足元を見れば、2体分の影。

2体でひとつの1体は

今日も動かぬ仲間を見守りつづける。


おしまい

白黒のゴーレムが得たものは、今まで読んでくださった皆さんが選んでください。
ひとつじゃないかもしれな、ひとつかもしれい。
白黒のゴーレムはあなたたちです。

こんな地味なお話を最後まで読んでくださった皆さんにお礼を

ありがとう^^
無事結末を迎えられてよかったです。でも実は1話から完結までの構成は決まってましたけど(笑)
最後に感想をひとことでもいただけると嬉しいです^^
また次の作品でお目にかかれる日を待っていてください。

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