ゴーストコアは一回家に帰り、拾った写真を見てみた。
そこには青年と女の人が笑顔でピースして、両方幸せそうにしているのが写っていた。別に普通のデートの写真だ、別に変なところはなにもない。
しかし、一つだけ普通とは違っているところがあった。
───涙と思われるシミと血と思われるしみがあったのだ。
こんなに幸せそうにしているのに・・・なぜ?
神様は意地悪だ。不幸という2文字をいつも私達に与える。幸福という文字だけでいいのに。
幸福と不幸の連鎖。これが神様から与えられた宿命なのかもしれない。それを乗り越えた存在だけが真の幸せを手に入れることができる。
私は、その幸せをゲットできなかった一人。
コンコン
家のドアをノックする音が聞こえて来た。私は扉を開けた。正直言って人との接触はあまりしたくはない。
「あの・・・なんのようでしょう。」
そこに、一人の男が立っていた。
「・・・えせ」
「はい?」
「その写真を返せ」
返せ?って?なんで?てか誰?他人にこの写真を渡せっていうの?てか返せって言い方悪くない?
「返せって、これ貴方のなんですか?」
「そうだ、早く返せ」
この人に心というのはあるのか?心情がない。ただ、喋っているだけの存在なのか?
しかし、写真に写っている本人ではない人に素直に渡すほど私も優しくない。
「いいえ、これは私が拾ったのです。責任を持って私が返します。」
そう、きっぱり言った。
「・・・お前には何を言ってもわからない様だな。力尽くで返してもらおう。」
そう言って男は一旦退き、手裏剣をなげてきた。しかし男もあまり上級者では無いようだ私は軽くその手裏剣を避けた。
───体が重い。
避けた瞬間そう思った。さらに意識が朦朧として眠気が襲ってきた。この男あの手裏剣に睡眠薬を塗っていたらしい。
「すまんな。これも俺達の復讐のため・・・」
そう言って、男はゴーストコアを手に持ち、去っていった。
・・・・・・汝はこの悲しい真相に辿り着く事はできますか?
この悲しい事件を解決することはできますか?
★あとがき★
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最後の2行は大げさに書いたものですw期待しないでください。
ん~それと注目の小説ランキング、作者4位!物語3位!
作者はもう諦めてるが物語をもう一回一位を取りたい!と思います。
自分もがんばるんで、応援よろしくお願いしますw
あ、汝=貴方って事ですb
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