「なんでだろうね。私と貴方はずっと同じだと思ってたのに」
「何言ってるんだ!馬鹿!俺達は一緒だろ?ずっと。離れてても友達だ。仲間だ」
「うん。友達だよ・・・・・・・・・・・でも、ごめん明日からは敵同士だ」
彼女は泣きながらも作り笑いをした。
「ふざけんな!敵同士なんて俺は認めないぞ!俺達は永久の仲間だ!どこにも行かせやしない!」
「・・・・・・ごめんね・・・・・・・・・・・・・・それと
ありがとう」
彼女はそれだけ言うと、暗い闇に消えていった。
* * * * * * * * * * * *
「なんで。なんで・・・・・・・」
“ドスン〟
月光はベットから落ちた。頭に激痛が走った。
月光は銃師になったあとに気を失い、皆にベッドに運ばれてここで居眠りをしていた。そして変な夢にうなされていた。なんか一人の女の子が出てきて、仲間とかどうかとか俺が言ってたような・・・
「やっとお目覚めね」
誰かが声をかけてきた。しかしカイリン様でも雷花の声でも無い女の人の声。そして俺は一回この声を聞いたことがあった。
「十六夜蛍・・・なぜお前がここにいる。」
その女────それは十六夜蛍であった。
「貴方に用があったの。少し話しをさせてくれない?」
“ドクンッ〟
俺の脈が急速に速くなった感じがした。そして心臓がバクバクしている。これは胸に手を当てなくても分かる。
これは恋とかそういう感じの血の騒ぎではない。なんというか・・・
「なんで、そんなに驚いているの?あーそうか、貴方の血がドクドクしているのね」
十六夜蛍は俺の心を読みきった。なぜ?
「貴方はこう思っている。なんで分かるの?」
ここまで読みきられた。ちょっと俺の心の中を見ているようで恥ずかしくなる。
「教えてあげる。何で分かるの?というのは私が知っていたからよ。そしてなんでドクドクしているのかは、貴方の魂が私のことを仲間だと思っている証拠。」
俺がこいつの事を仲間だと思っている?冗談じゃない。
「ふざけるな。俺がいつお前のことを仲間だと思ったんだ」
俺が持っていた銃を十六夜蛍に向ける。しかし十六夜蛍はピクリとも引こうとしない
「なんで?それは分かるんじゃない?今日銃師になったてことは多分、さっき夢を見たんじゃない?それが正夢ってことよ」
さっき見た夢────俺が誰かに「永久の仲間だ」とか言っていた。というかなんで分かるんだ?
「貴方が銃師になった。それが昔の事件を思い出させるのよ」
「昔の事件?それはなんだ」
「いつかまた夢で出てくるゎ。知りたいなら今にでも寝ればいいじゃない」
俺は知らないことが多すぎる。そう改めて実感した。
“バタンッ〟
いきなりドアが開いた。少し吃驚して腰が引けた。見てみるとそこにいたのはカイリン様であった。
「何をやってるんだい?月光。彼女は誰だい?」
カイリン様は笑いながらも、その表情は怒りに満ちている。それは俺に向けられたものなのか、それとも・・・・・・
「私は彼の友人です。ここは見逃していただきたい」
十六夜蛍はそう言って笑って見せた。
「・・・悪いけど、あたしの子に何かあったら大変なんだ。ここで殺らせてもらうよ」
カイリン様は拳銃の引き金を引いた。
しかし─────────
★あとがき★
http://ryuukonn.blog6.fc2.com/
えっと、冒険手帳に書いても、自分みれないんで・・・・こちらにお願いしますな。
今、上のブログにて、小説を展開しています。良かったら見てくださいなー。
それと、なんだっけ、3位と3位になってたぞい!うん嬉しい!
まぁ、これからもよろしくお願いします。
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