メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
o時計屋さんo
ワールド:
ぷらむ

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創作物語

STY 2話 日付:2010.06.16 16:14 表示回数:499

がやがやがや

わいわいわい

モンスターカーニバル入り口に佇む3人の影。

佐藤と田中と山本は、混み合う人々を横目に、ひとまず作戦会議に入る。

「さて、俺は何回かここに来たことはあるが、田中と山本は初めてか?」
まずは仕切屋の佐藤が、ボケーッと周りを見る2人に話しかける。

その声に若干の優越感を感じとった田中は

「ふん、初めてか初めてじゃないかと聞かれれば、それは限りなくベテランに近いビギナーだ。」

負けず嫌いの田中のセリフに、山本が反応する。

「田中さん、それはいわゆる初心者って奴ですよ(笑)」

小馬鹿にしたような突っ込みをした山本に、佐藤が話しかける。

「ん?山本は経験があるのか?」

「経験があるのかないのかと聞かれれば、それは限りなく上級者に近い初心者です。」

それを聞いた佐藤は、肩をすくめ

「やれやれ、結局2人とも初めてか、だが安心しろ。俺が1から教えてやるから。」

完全に優越感に浸る佐藤を睨みつけながらも2人はとりあえず指示に従うことにしたが、その時3人の耳に他のグループの話し声が聞こえて来た。

「お、50LVの人いるぢゃん、誘って見ようぜ?」

これを聞いた佐藤はますます天狗である。

「やめとけ、あの人ルールわかってないから」

さらに別の声が3人の耳に入る。

「おい」
「おい」

田中と山本が佐藤に詰め寄る。

佐藤は目を逸らし

「な、なんだよ。」
と、答えるが、その声は上擦り、挙動不審である。

「佐藤、お前本当にルールわかってんだろうな!」

田中が佐藤に問い詰め。

「佐藤さん、これでルールわかってなかったらマジヘタレですよ?」

山本も佐藤をジト目で見る。

「う、うるさい!どちらにしろ一番経験のあるのは俺だ!ほら!対戦相手探しに行くぞ!」

「ぜってーコイツわかってねー。」
「やれやれですね。」

信用を失った佐藤を先頭に仲良しギルド「三つ巴」の3人は今日もゆく。



つづく

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