「ようこそモンスターカーニバルへ。おや、レンさんではないですか?それにお連れの方々は誰です?」
レンに連れられて来た先には卵のような体をした人(?)が立っていた。
「シュピゲルマン、話しはいい。すぐ向こうへ飛ばしてくれ。」
「相変わらずですね~。しかしカーニバルには最低4人で来ていただかないと・・・。」
レンとシュピゲルマンが話しを進めていく。でも私達は3人・・・。こんなときシュウがいてくれたら・・・、そう思った時。
「お~い、リナ~!やっと追いついたぜ♪」
あれは、シュウ?なんか道場で見たときよりたくましくなってるかも♪
「ずいぶん仲間が増えたじゃん。それにみんなシグナスみたいだし、最高じゃん♪」
なんだか嬉しそう、私もだけど♪
「リナの知り合いか?ちょうどいい。あんたも協力してくれ。」
レンがシュウに話しかける。確かにこれで4人だし、モンスターカーニバルに参加できる。
「協力?リナの仲間のなら俺の仲間だぜ!なんでもやってやるよ♪」
「と、いうわけだ。さっさと飛ばしてくれ。」
再びレンはシュピゲルマンに話しかけた。
「いいでしょう。では!カーニバル開催!!!」
シュピゲルマンがそういうと私達はおもちゃのブロックでできた部屋へ飛ばされた。
「ここでは2対2に別れてモンスターを倒していく。強くなるにはうってつけの場所だ。分け方はメルで決める。」
レンが4枚のメルを並べた。それを私達はそれぞれ拾う。
「・・・決まったな。俺とリナ。アリサとシュウ?だったか。これで行こう。」
まだレンのことをよく知らないけど、これで仲良くなれるかな?
「なんかワクワクするな~♪よろしくな。」
シュウがアリサに握手を求めた。
「私、馴れ馴れしいの嫌いなの。」
アリサは拒否をして先に行ってしまった。
「・・・なんだよ。まあいいや。」
シュウも後を追っていく。私達もそれに続いた。
モンスターカーニバルに入るとそこにはおもちゃのロボットや兵隊がたくさんいる。
「俺は後ろからフォローする。その間にやつらを斬れ!」
レンに言われるとおり手裏剣を投げ弱まったモンスター達私は倒した。
あれ?壁の向こうから声が聞こえる・・・。
「熱っ!おい!!ちゃんと狙えよ!!」
「うるさいわね!あんたがちょこまかするから狙えないのよ!いっそあんたごと燃やしてあげましょうか!?」
「ホントお前かわいくね~な!」
シュウとアリサだ。全く・・・。
そんなことがありながらもひとまず私達はカニングへ戻ることにした。
「あ~、シグナスの方が~。待ってくださ~い。あ・・・。」
弓を背中に背負った女の子が私達に走りよってきて、転んだ。
「いたたた~。私、ウィンドシューターのユイカっていいます~。実は困った事があって~。」
なんだろう?困ってるように見えないけど。
「とにかくこっちです~。」
彼女はトテトテと走り出す。私達も後を追うと。
「竜は俺の全てを奪った!なのになぜ竜の味方をする!!」
「竜全てが悪いものだけではありません。なぜわからないのです!!」
そこでは2人の青年が争っている。なんとか止めなきゃ!
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