レジスタンス達がクルーがもたらしたある情報を頼りに、保安庁へ向かっている中、ハルトは酢を探して保安庁の中を探し回っていた。
ハルト「クソ!どこだよあのロリコン野郎!」
ハルトはまだ幼い少女が醜い男に汚される想像をして、怒りをこみ上げた。
一刻も早く酢を助け出さないと酢の貞操が危ない!そう思いながら酢を探して保安庁の中を探索した。
ロビー、食堂、職員トイレ・・・そこら中を探し回った。
しかしどこももぬけの殻で、人一人見つからなかった。
留置場にも行ってみたが、そこには黒焦げの遺体が幾つか転がっていた。
幸いその中には酢らしき遺体が見つからなかった。
ハルトは酢がまだ生きていることに少し安心感を得た。
しかしその酢が見つからないのでは話しにならない。
ハルト「えーと、まだ探していない部屋は・・・最上階の特別取調室か」
ハルトは唯一探していない部屋へ向かった。
道中、ハルトは特別取り調べ室について荒井から聞いたことを思い出した。
あの取調室には拷問用具が大量に揃っていて、なんでも保安庁の長官が集めている品だとか、
と荒井が心底呆れている様子で話していたことを回想した。
しかしその拷問用具は実際には使われておらず、容疑者にプレッシャーをかけて自白させるのに役だっているらしい
ハルト「チッ、あのおっさんトンデモナイ遺品を残しやがって・・・」
ハルトが舌打ちをした。酢が拷問用具で痛めつけられる想像をしてますます怒りをこみ上げた。
ちなみに長官はもうこの世にはいない。ハルトが長官室に入った頃にはもう幾つかの肉の塊になって散らばっていた。
ハルトは階段を駆け昇り、最上階へと辿り着いた。
ハルトは壁に背を向け、敵に悟られないように特別取調室のドアに近づいた。
そして剣を構え、ドアを思いっきり蹴り破った。
ハルト「酢!無事かっ!!・・・!?」
ハルトは見た。
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