監視者は、監視対称に干渉する値が決められている
だから
ヒナはもぅ1時間ほど木の枝に座ってあの3人が動くのを待っていた。
が
そろそろ我慢が限界だった
い・つ・ま・で・打・ち・合・わ・せ・し・て・ん・の・よ!
彼女は後ろで話をしている3人のほうをみた
「ねぇ、そろそろ考えまとまった?
ずっとここでぐずぐずしてると仕舞には夜が明けちゃうんだけど
さっさとしてよ、打ち合わせくらい国を出る前に確認しなさい」
最後に小さくクズっと付け加えて、ヒナは3人の
いや、3人のシルエットから屋敷へと視線を戻す
話をしていた3人は固まって、それから弾かれたように彼女をみる
「ぁ...はぃ!すみません、いぃです!」
ウツギがあわてて答える
ヤミマも緊張した様子でこちらをみていた。のだが。
「なんでお前、そんなエラソーに俺らに嫌味いうわけ?」
うるさいやつ1番が食って掛かってきた
ウツギとヤミマは驚いたようにコダケンを見ている
ヒナはそれで冷たい、冷え切った声で答える
「・・・なんですって?」
「嫌味ばっかり言う女は根っから腐った嫌なやつなんだからな
てぃうかなんでお前さ、俺らと一緒にいんの?
首飾り回収くらい俺ら3人いたら普通にできるし、邪魔っていうかさー」
うゎぁぁああっと声をあげてヤミマがコダケンの口を塞ぐ
コダケンはまだ何か言いたそうにぅぐぅぐ言っていた。
そして、読めない表情は変わらないヒナの瞳の奥ではかすかな殺気の炎が揺らめく
「へぇ、前にどっかの小さい子爵の家から指輪盗んだから、自信が有り余ってるのね
公爵家は屋敷の大きさも組みいり方も警備の重さも全然比べ物ににならないけど
死ぬ気なら、どうぞ、いけば?雑魚がかばいあっても意味ないけれど」
そう言い終わると、ヒナは彼を馬鹿にしたように嘲笑を浮かべる
コダケンは何かを言い返そうとするが、未だヤミマに口を封じられていてしゃべれなかった
そしてヒナは考える
上下関係が厳しいヘリエにいて、どうして自分よりもずっと上のものに、小さなことで突っかかってくるのだろうかと
馬鹿なんだろうか・・・
彼女はコダケンを見つめた。いまだにヤミマに口を封じられて暴れている。
・・・馬鹿なのね
そういうことにしておいて、ヒナは屋敷を見据えた 未だ音楽はなりやまない
いまは舞踏会の最中なのだ
きっと深夜を過ぎても続く、貴族達の政治の会
開催しているのは、あの屋敷の主人だった
首飾りを持っているのは、あの屋敷の女主人だった
いまなら
そのものの部屋に忍び込んで首飾りを回収するくらい、造作もないことだ
ヒナは、屋敷へ行こうとはしない3人をみる
帰ろうともしない3人をみる
そして言う
「さて」
《行くわよ》
†あとがき†
ん~・・・今回、いまいちだなぁ
次の次くらいで人殺せるかなぁ(ぇ
いつもみてくれてるみんな、どうもありがとです(*´ω`)
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