彼女は――
ヒナは、すっかりしょげかえっている3人を黙って見つめていた。
「2人とも、ちゃんと探して、ほんとーに、どこにもなかったの?」
「少なくとも俺はちゃんと探した!」
「たぶんコダケンよかまじめに探したと思う」
他の部屋へ首飾りを探しに行った2人も30分ほどしてから元の部屋に集まって
合流して個々の結果を聞き、首飾りが見つからないことに参っているようだった。
ヒナは《監視者》なので
干渉はしない
口出しもしない
助言もせず、監視するのが役目なのだが
さすがにここまで結果がひどいとなると依頼を達成できないという最悪の事態になりそうなので
「この屋敷でいま舞踏会が開かれてるんだから、主人がいまつけてる可能性もあるのよ」
といった。
3人は彼女を見つめ
見つめて
少しだけ考えるような表情をして
「ぁ!」っという表情にかわった。
「そっかぁ~、そういう可能性もあるんだ、どうしよ」
と、ウツギが困ったような声をだす
「戻ってきて首飾りはずして寝るのを待つとか?」
ヤミマが言う
「ぇぇえええ、めんどくせぇぇえええ!!!」
と、バカが言った。
もしも本当にいまこの屋敷の主人が首飾りをつけているのだとしたら
それをどうやって回収するかでこの3人の点数がきまるな・・・
なんてことを考えながら、ヒナはまた天蓋つきの純白のベットに横になる
すると
かすかだが、2人ぶんの足音が耳に入ってきた。
この足音からすると、1人は女性、もぅ1人は男性のようだ
しかもこの部屋に近づいてきている。
しまった―・・・。
あの3人の話し声がうるさくて近づいてくる足音に気付けなかった
ヒナはバッと立ち上がって逃げも攻撃もできる体制に構えて扉を見つめた。
すると丁度そのとき
暗い室内に、廊下の明るい光が差し込んだ
ウツギ・コダケン・ヤミマはいまやっと部屋にはいってきた2人に気付いて慌てて立ち上がり、逃げる体制をとった
3人の実力はしらないが、そぅ強くもなさそうなので正確な判断だ
部屋に差し込む光には目が慣れたが、逆行で相手の顔はみえない
しかし相手からはこちらの姿がみえているだろう
2つのシルエット
1人はドレスを着た女性のようだ
そしてもぅ1人は
「付き人(護衛人)か」
相手が侵入者に気付いて警戒、そして攻撃の態勢に入る前に
ヒナは懐に手を入れて、銀色に光る刃を1つとりだし
投げた
†あとがき†
うぁぁ、やっとかけたよロムニアダウンフォールのつづきぃいい!
最近リア忙しすぎでしょ;
こんな物語に☆※くれる人、ありがとございますpq///
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