2話「真実と嘘」

～メイプルガーデン　本拠～
剣をもった女「あれから、16年かー！ながかったねー」
　　
彼女は、Lailghと言う。剣の達人で、昔、英雄達と共に戦った記憶を持つ少女。
彼女は謎だらけだ。その謎はまだつかめていないが、ただわかることは一つ…。
彼女は強い…。ただ、それだけ…。


Malsou「そうだな…。長かった…。あの悪夢は昨日のことのように思い出せるよ…」

そして、俺も記憶をもった一人。その他にも12人、記憶を持つ人間が集まる。
ここ、メイプルガーデンはメイプルワールドの聖域。普通の人間ではたどり着けることのできない…。


Kailm「でもよー？英雄達は最後どこにいったんだろうな？」
Malsou「初代の英雄たちは暗黒の魔法使いを封印しただろ？その時、一緒に封印されららしい」
Kailm「だからどうしたよ？」
Malsou「今回暗黒の魔法使いを倒した…。そして彼らも共に…」
Kailm「は？お前なにいってんの？英雄達が死ぬわけないじゃん」
Malsou「だが…私はこの眼で…」


―――お願い！逃げてくださいませ！Milan様！Amillya様！

Malsou「私は見た…彼らの目を…希望に溢れていらっしゃった…」
Kailm「だから！なんでお前はそうやって決めつけるん…なんだよっ！」
Pacnoda「やめなさい。そんなことはもう…」
Kailm「なんだよ！なんでみんな英雄達が死んだって決めつけるんだよ！！ぜってー俺はみとめねぇ！あいつらが死ぬなんて！」
白衣を着た女「失礼いたします。緊急事態が発生いたしました」
Malsou「何事だ？」
白衣を着た女「はい。ビクトリアアイランド行きの船、Aspiration号にてバルの襲撃です」
Malsou「なんだと！？バルは暗黒の魔法使いと共に葬ったはずでは・・。とにかく！Aspiration号は冒険者達の希望の船だ！絶対に救出しろ！」

まさか…暗黒の魔術師が…？いや…それはありえない…。しかし、なぜバルが…。

Laigh「んじゃあたしいくわよ？」
Uzan「俺も付いていこう」
Malsou「頼んだぞ！絶対に暴れすぎて船を壊すなよ？」
Laigh&Uzan「いってきまーす！」


嫌な予感がする…。なぜ…バルがまた…！？


Malsou「ちょっと、調べたいことがある。メイプルガーデンを頼む」