メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
wスーちゃんw
ワールド:
かえで

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創作物語

『一人』と≪一人≫の物語 ―キノコ王国― 日付:2012.01.22 20:36 表示回数:515

暗い砦の奥深く、外の太陽の明かりは厚く垂れた黒雲にふさがれ光さえも届かぬ地下の牢獄、シクシクと女性のすすり泣く声が聴こえる…ここは砦の牢獄、左右の壁に這える牢獄から沢山の呻き声のなか、一つの牢獄にブロンドの髪の姫が泣いていた。
 
「ああっ!お父様は無事に逃げのびれたかしら…!誰か助けに来てください…!」
「ぐははっ!いい加減あきらめるのでキノコ姫!誰も助けるものはいない!」
 
牢獄の階段をペチペチ……カツン、カツンと石畳を歩く音とともにキノコ姫のとらわれている牢獄の前に立つ謎の影、謎の影はガッハッハ!と大きく悪役の笑いをこぼしキノコ姫に最終宣告をした、カッ!と大きくなる雷、一瞬牢獄に光がともり、その謎の影も一瞬姿を現す、その姿はどう見ても少し偉そうなペンギンなのだった…。



    ――――――――――――ああっ!勇者様!助けに来てくださいっ!――――――――――――





―――――――――ここはヘネシスの町はずれの道、栗毛の少女と、その姿によく似た2人が晴れ空の下もいもいと歩いていた、栗毛の少女はカサカサに折れたメモ用紙のようなものを見ながら先に進んでいた、どうやら地図のようだ。
 
≪スー?道はこっちで合っているのか?王族から仕事の依頼なんてすごいんだゼ!≫
 
スーと呼ばれた栗毛の少女は影さんは心配性だナ~、こっちであってるよーと暢気そうに答える、その顔は牧歌的で本当に何も考えてない感じである、栗毛の少女の名前はスー、とある目的でメイプルアイランド中を冒険している冒険家、そして影さんと呼ばれた方はスーの影から出てきた人物であり、召喚の石を一つ使うと召喚できる、最近は召喚の石をたくさん使うのでお財布的にピンチらしい。
 
『ほら、もうすぐ見えてくるヨ!目的地はあの丘の向こうだヨ!』
≪あいあい、ちゃんと目的も、報酬もわすれんなだゼ?≫
 
二人はいまは「暗黒の魔法使い」という悪い魔法使いを倒すための情報を集めながら冒険をしているのだが、この先の「キノコ王国」に出没したらしい、という情報をキノコ王国の王様から直々に「依頼」として受け取り、いまはキノコ王国に向かっているのだ。
 
『依頼によると、城に現れたペペキングと名乗るペンギンに城とお姫様を人質に取られだいぶ危ないらしい、しかもペペキングが現れたその日、暗黒の魔法使いと名乗る人物も来たらしい…これはきっといい情報になるよネ、ほむ、さぁいくよ!』
 
二人はあらかじめ落ち合っていた小さな盆地にたどり着いた、そこでは小さなテントがぽつぽつと立っており、そこには大きなキノコ達がセッセッと物資を運んでいたり、剣を取り藁の人形を相手に剣をふるっていたり物見やぐらで偵察などをしていた、その様子にあっけカランとしていた二人だが、どうやら兵士らしい大きなキノコの一人が二人に気づいて近づいてきた、緑の大きなキノコの傘をぶるんとふり、スーの手を取り上下に振る。
 
「おー!貴方様が勇者であるスー様と影様でいらっしゃいますか!ようこそ!」
『ハハハ…こ、こんにちわ…』
≪大きなキノコと握手なんて…普通に考えたらむっちゃシュールだな…ハハハ…≫
 
キノコ王国はどうなってしまうのか?
キノコとしゃべるこの図こそシュールじゃないのか!?
これは最後までつなげることができるのか!?      次回を待て!


  





≪また突拍子のない話を書いて…これ完結するのかゼ?≫
「多分…大丈夫…」
『でもまだクリアしてないんだよね…最後PTじゃないと入れないから…』
「ギクッ!…そこはアドリブで…」
≪不安だ…≫

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