メイプルストーリー

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キャラクター名:
wスーちゃんw
ワールド:
かえで

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創作物語

『一人』と≪一人≫の物語 ―キノコ王国―② 日付:2012.01.25 23:13 表示回数:392

兵士のキノコは自分を「マッシュ」と名乗った、どうやらキノコ王国の兵士団長らしく、二人を王様の所まで案内してくれた、王様は少し大きめのテントの奥で粗末に組まれた椅子に座っていた、ゴホゴホと苦しそうに咳をした。

「ふむぅ、お主たちがかれこれ噂になっているスーという者か…儂はキノコの王様…今では只のじいさんじゃ…お主等の依頼に書いてあった通り、ペペキングと名乗るものに城や、愛らしい我が娘、姫まで奪われてしまった…、お主等には大変じゃろうが…お城はどうでもいい、せめて姫だけでも…うっ!ゴホゴホ!」
 
そこでまた大きく苦しそうに咳をし、マッシュは王様の背中をソッとサそる
 
≪しかしペンギンの王がキノコの姫なんて奪って何するんだろうな…永遠の謎だ…≫
『それは本人に聞いた方が速いと思うヨ?暗黒の魔法使いの事も聞こう!』
 
城に向かおうとする二人に王様は待ってほしい!というとマッシュに何かを合図した、マッシュは少しうなづくと二人の前に大きな宝箱を置いた、王様は席を少し立つと二人の前によろよろと立ち二人に話しかけた。
 
「この旅は大変な物じゃ…これで身支度を整えるといい!」
≪お!ラッキー!遠慮なくもらっておくゼ!≫
 
影さんが本当に遠慮なく宝箱を開けると、中身には「500メル」と「棍棒」が入っていた、スーの宝箱の中身も同じである、二人はジト目で王様を見上げると、王様は舌をぺろっと出してテヘペロ☆といった、二人は殺気がこみあがるのを感じた。
 
「冗談じゃ、本当はこれじゃ…」
 
王様は二人の前に赤色と緑色の野球帽子みたいな帽子を二人に授ける、赤い帽子には「M」緑の帽子には「L」と古ぼけたエンブレムが張っており、だいぶ埃を被っている。
 
「この帽子は大昔、このキノコ王国を救ったといわれる二人の英雄の帽子じゃ、きっとお主等を救ってくれよう…大切にしてやってくれ…」
 
2人は顔を見合わせながら帽子をかぶってみた、少しぶかぶかな帽子だったがそれでもなぜか勇気が湧いてくる…気がするようであった、そんな二人を王様はニコニコしながら見守っていた、その帽子をかぶった二人が大昔の英雄の姿とだぶってみえるのだ。
 
≪よし、ちょっくら姫さん助けに行ってくる、報酬はスイス銀行に…≫
『ちょっと…そんな銀行正立させた覚えないんだけど…』
 
 
 
二人は姫を救うことができるのか?
ペペキングと暗黒の魔法使いの関係は?次回に続く!

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