メイプルストーリー

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キャラクター名:
wスーちゃんw
ワールド:
かえで

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創作物語

『一人』と≪一人≫の物語 ―キノコ王国―⑤ 日付:2012.02.07 13:14 表示回数:543

枯れたキノコの森をようやくそこに城壁がみえた、大きなお城の入り口は大きな棘のつたが絡まり、門がすでに破壊されてそれでも蔦が絡まって門から城に侵入することは不可能だった、蔦は普通の人間と同じくらい太いので上れるといったら上れるが、蔦には大きな棘がついており普通には上れないようになっている、これもまた魔王ペンギンの魔力によってできたものであろうか、スーは先にいけなくて立ち止まっていた。
 
『大きなお城だけど…こんなの東の国につたわる忍者くらいしか上れないな…』
≪いや、君も十分ハーミットだし忍者といえば忍者だけど…まぁいいか…あ、そういえば、ここでも使えるんじゃないかな?あのブロック…≫
 
?ブロックをとりだすと今度は何も言わずに陰さんが蹴ってブロックを起動させる、またブロックが茶色になり中からガラスの瓶がニュニュッと出始めて二人の足元にゴトッとおちた、中には紫色の液体が入っており、怪しく光っている。
 
≪これを使えってことじゃないかな…多分≫
『使えるものなら何だってつかうよ、もうヤケだよっ!』
 
頭でブロックが叩けなかったので半分やけになって薬の中の液体を蔦にぶんなげるようにかけ始める、ビンの底をポンポンと叩いて最後までかけると、蔦が朝日を浴びたようにきらりと光り、棘のところのみが茶色く枯れ初めて抜け落ち、只の大きな蔦になってしまった、蔦は城壁の上まで届いているのでこれで侵入できそうだ。
 
『これで忍者のように侵入できるね、腕が鳴るよ!』
≪ジャパニーズニンジャNO.1!君の、ために忍ぶわ~≫
 
手馴れた感じで蔦に足を引っ掛けて城壁を登っていく、蔦は城壁のてっぺんまで絡まっており、そこまで楽々に進入すると、丁度中庭の様子が見えた、中庭は、紫や黄色といったお世辞にも綺麗とはいえない花で飾られており、その先にはこれまたわかりやすく「→結婚式場」とまで書かれているあたり相当な浮かれようだったんだと思う、しかし、その結婚式場の扉にはゴッツイ鍵がかかっており、その扉の前にはけもくじゃらの獣「イェティ」に乗るペンギンが鍵をおもちゃにして遊んでいた。
 
≪あの先にとらわれた姫様…か、しかしその前にあのイエティライダーのペンギンをしめなければいけないな…できるか?≫
『よし、大丈夫!サクッと倒しにいくよ!』
 
そうこなくちゃな!と陰さん、二人で城壁を蹴って中庭に飛び降りる、結構高いところから飛び降りてものすごい風と衝撃を感じながら中庭まで落ちていった。
 
「ふぅ、結婚式場の見張りをするのもものすごく飽きてきた…キノコの野郎たちがここまできて攻めるなんて絶対無いし…ふわぁぁぁ…なんか事件おきないかな…たとえばかわいい女の子が空からふってk…ぐわぁぁぁぁ!」
 
そのままスーの二人は狙っておいたどおりに門番のペンギンの顔に着地(?)ぶわぁぁとゆっくりとペンギンがイエティから落ちていく様子がスローモーションで見えた、イエティはその様子を見てダッシュで逃げていった、ピクピクと痙攣するペンギンから陰さんは鍵を奪い取った、この間10秒である。
 
『作戦だったとはいえ…なんか門番さんに悪い気がします…』
≪イインジャネーノ?簡単に鍵が手に入ったんだしなんだゼ≫
 
二人はうなずきあって鍵を開ける、大きな門が開き結婚式場までの道を開く!
 
 
次回!アレはたおせるのか!?
次回を待て!

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