Last Resistance 第一章 襲撃
Chapter.3 ミラル森
「ヤツらのアジトは――――――――ミラル森。」
「み、ミラル森!? ・・・・・・・・・どこだそこ?」
アロムが疑問符を投げかけている所へ、ヒウミが 「ハイハイ!!」 と急に手を上げ、先生に当てて欲しい
小学生のような眼差しで、フォズを凝視している。
「・・・・・・・ハイ、ヒウミ。なに?」
「私そこ知ってる!昔まですっごい広くて、それで何百年も生きてる樹がいっぱいある所でしょ!?」
「あ、そう聞くとオレも知ってる。確か数年前の大火事のせいで、元のような広さじゃないハズ。」
ヒウミの言葉で、思い出したようにハリルが言った。
「お、二人共よくしってるな!そうなんだ、その大火事で動物とかもほとんど居ねぇらしいぞ。」
褒められて、ヒウミは飛び跳ねて喜んでいる。ハリルもまんざらでもない様子だ。
「うげ、なんか気味悪そ~、幽霊出そ~だ、幽霊。」
「えっ、ユウレイ出るの?」
「ギグ文句言うな、ヒウミ信じるな。」
「じゃあ今からでも行こうぜ!」
フォズの持っているパソコンの地図の、点滅している場所の方角を確認すると、アロムはさっさと
森へ向かおうとする。
「待て!白昼堂々行くのはまずい、夜になるのを待とう。」
フォズが引き止めると、アロムは振り返り・・・・・。
「ええっ!夜は幽霊出るじゃねぇか!」
「えええっ!! やっぱユウレイでるの!?」
「たいがいにしろお前ら。」
L. R. to be continued
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