メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
ココロからら
ワールド:
みずき

冒険手帳を見る

創作物語

勇者と国王  ~魔王と戦う前に~ 日付:2012.08.05 10:18 表示回数:418



オルビス魔王の城周辺がようやく見えて来ると、辺りは暗い雰囲気でいかにも魔王の住みからしい様相に様変わりした。

勇者「動物もいませんね・・・・楽しい森の仲間たちの城的なあなたのリプレの城とは大違い」
魔王「・・・・・・ウサギが一番好きだ」
国王「そんなことはきいとらんわっ。こんな平和主義で存在感薄いのがリプレの魔王とは」
魔王「存在感が薄いだとっ!?伝説も朽ちるものなのだな。うちの城にはレヴィアタンや、ホーンテイル、ピンクビーンもいるが・・・・・」
国王「・・・・・・・・・・・・・それはそれで恐ろしい・・・・・・・・・・・平和主義者でよかった・・・・・・・・・」
勇者「ピンクビーン様ですとっ!?あの城にいたとは!仙人の憧れ・・・・ピンクビーン様・・・・・魔王、初めてあなたを偉大だと感じました!!」


魔王「今まで何度でもそう思ってくれてよかったんだがな・・・それはそうと、ここからは別行動させてもらう。オルビス魔王と正面きって会いたくないのだ」
国王「ええ!?じゃあこの先どうやって戦うというのだ!?」
魔王(逆に何で我が勇者的な立ち位置に収められようとしているんだ・・・・完全に戦力として見られていたとは思わなかったぞ)

勇者「国王様、僕がいるではありませんか」

国王「お前など当てにできるものかっ!」
魔王は呆れてものも言えなかった。とりあえず、このままこいつらの会話につきあってもらちがあかないだろうと颯爽と飛び立った。


国王「ああああああああああああ!!!わしの最強の命綱がぁああああああああああああ」
国王の嘆きは予想外に深かった。
勇者「・・・・だから僕がいるではありませんか」
国王「・・・・・では聞くが、刀や盾はどこにあるんじゃ」
勇者「とりあえず救急箱ならありますよ。包帯も魔王がくれました。刀は重いんで捨てました」
国王「貴様はそれでも勇者かっ!救急箱などよりも剣と盾をまずもて!!!!!
・・・・・しかし、ない物は今さら言っても仕方あるまい。幸い、わしはナイフと毒薬を持参しておる」

勇者はひどく衝撃を受けた顔をした。国王様ともあろう御方が毒薬・・・!

勇者「なんてせこくて腹黒い国王様でしょう・・・・・戦わずして勝利をもくろむとは!善人の風上にも置けません!」
国王「善人とて戦う時には牙をもつじゃろう。戦うとは言うが、勇者、今さらだがどうやって?もちろん、ジャンケン以外の方法であろうな」

勇者はなにを馬鹿なことを的に肩をすくめた。
もちろん勇者にジャンケン以外の方法などあろうはずもなく、救急箱を片手に持った頼りない勇者と共に国王は前に進むほかなかったのだった。



続く~♪
久しぶりのお休みがうれしいです☆
でもクーラーないから熱くて死ぬ・・・・。

スタンプを押す

スタンプ(0

コメント

  • コメント(2

おしゃべり広場の一覧に戻る

変更する

×