メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
清闇風
ワールド:
かえで

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創作物語

創作.011 日付:2013.07.08 22:39 表示回数:338

ガブッ  ムシャムシャ ・・・ ジュルッ






 :はっ
あのときから、ずっと立ったままで気を失っていたようだ。そのせいか、頭が痛い
体も動くようになったし、目も開くようになった。
ただ、周りが何か騒々しい気がする。

パキンッ
 コツンッ
 :あたっ ・・・ 

 そういえば・・・・・・・ブギ・・・・・

大量にいたブギの集団は、すべて落ちてしまったのだろう。光がなくなってしまった。
 :すごい火力だったな。
 
 もしかしたら、mpが無くなってしまったのかもしれない。【ブギmp,10】
 だから浮いていることも出来なくなって・・・

 自分が倒したのがこの辺りにいたような。

ズキンッ !?
 ガクッ
 :!!!!!!

 足がものすごく重い。 そいて、疼くように痛い。
 
 :中毒か、 くそっ あのブギの奴・・・
 :ぇっと・・・ここら辺 ・・・・に・・・・

手に何か冷たいものが触れた。
 :ん? これか??     だが、固い・・・

ガブッ  !!!!

 手首から腕に血が流れる。

ポタポタ・・・・ポタポタ・・・

手首がちぎれかけているにも関わらず、予想していたよりも出血は少なく、痛みもそれ程では無かった。

ギュァアアアアアアア!!!!!



そいつの一目が輝く。黄色い、獲物を狙うそれは赤く充血していた。

 エビルアイ・・・・・まさか、自分が倒したのと大量のブギに集まってきてしまったのか・・・こいつはブギとは比べ物にならないほど凶暴だぞ。
 武器もない自分で・・・・・・

 それに確か・・・・・・こいつは・・・集団で・・・・・

ギュァアア!!! 
一匹が叫ぶ。
シュァアアアア!!! ギュリュァアアアア!!!  
それに続くように、二匹のエビルアイが声を上げた。

ガブッ ガブッ  ガブッ

 :ぐ・・・・ぅぅ・・・・

ギチッ   ガチガチッ

 :ぅああああああ・・・・・・ぅぐぁあ・・・・く・・・ん__?
 
 :こいつら・・・・・・・・・





























_____________________________肉だよな。







 
:ガブッ 
 
エビルアイ:!????? ギュグルァア!!!??     キッ
ガブッ 

 :ぅあ”あ”・・・
自分が噛みついたエビルアイは一瞬硬直したが、体制を構えてからまた噛みついてきた。

ガブッ    ガブッ    ガブッ  ガブガブッ・・・
 :ぐがぁはっ・・・・・かっ・・・・
 
彼はその苦しみに体を仰け反らせ、口は空を向いて開いた。

ガンッ
 その額に、一欠片の石が落ちた。

ピキッ   ガララッ  バキッ  ガンッ  パリンッ
上の壁の均衡が保てなくなったのだろう、次々に岩が降り注ぐ。
 :!!!!!

!!!!!!!!!!・・・ギュュァアアアア!!!

エビルアイ達は、岩が落ちる音に驚いき、逃げていった。



運よく、エビルアイ達は退けられたのだが、
ボタボタボタ・・・・・

 :.......もう、動けないな。

ガラララララララララッ
 
 バキン  ゴロッ・・・・   ガンッ  ガンッ

 :      どうしようか。

彼はゆっくりとその頭を垂らした。
身体からは濁って黒くなった血が垂れ、口からは生臭く、黄色い血があふれ出していた。

 :ごぶふっ ・・・・  ガハッ   
ブギの毒が全身に回ったのだろう。
黄色い血を塗りつぶすように赤で染まった。
 ドサッ
重力に逆らうこともできず、膝は無様に地へおちた。

ガララララッ・・・・・ガガガガガガガガッ



ゴロッ ・・・ ゴンッ・・パラパラパラ・・・・・・・

やがて、上から降り注ぐ重たい岩は、彼もろともを埋め尽くし、そのあとには瓦礫の山が。
ただ、彼の状態を暗示していた。

ポタッ・・・ぴちゃん・・・・・

表面張力によって丸くなった滴が、その岩を濡らしていく。











その滴が瓦礫を伝い、彼の頬に一粒の後を残したとき、彼は静かにその瞼を閉じた。


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