メイプルストーリー

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キャラクター名:
RenAshbell彡
ワールド:
なつめ

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創作物語

仮面の化物 第三章 化物 7/8 日付:2013.10.27 03:18 表示回数:444

[Anna Side]
「なんであんた死んだんじゃ…」
私は目の前の佐倉 春を呆然と見つめる。ありえない私は目の前で殺されたのを見ている。確かに佐倉 春は死んだはずなのに目の前に居る生き返ったのかいやありえない。そんなはずがない。彼女の目ははっきりと私の姿を捉えている。
『やだなぁ。私死んでませんよ…』
その声はなぜか聞いていて気持ち悪い声。そう、普段の彼女の声に何かが混ざっている。何かに狂気が宿っている。彼女が正気じゃないことは私から見てもわかる。
「嘘…。あんたは誰?」
私はパニックになりはしたが記憶は失っていない。佐倉 春確かに絶命している。ではこの前に居る彼女は偽物…。
『私は佐倉 春。家族は父母と双子の弟がいます―』
彼女はそれから淡々と自分のプロフィールを述べる。
しかし私には気になりことがある。彼女の言ってることは自身に関わる内容に関わらずまるで他人のことのように述べる。
「やっぱりあんたは佐倉 春じゃない。あの子は化物に殺されたを見たのよ!」
『私は佐倉 春ですよ。城崎さんは何の根拠を持って私が偽物何だと思うんですか?』
「私はあんたが死んだのを見てるっていってんでしょ」
そして、彼女は私の方へ歩みだす。ゆっくりとゆっくりと獲物を奥へ奥へと追い詰めるように。
『でも殘念ですよ…。私は私たるためにあなたを消さないといけないみたい』
その顔にはもはや人間らしさはなく、純粋な狂気をはらんでいて人間というよりも人の形をした化物。教室で襲われた化物そう変わりない恐怖感に私は襲われる。でも私は…。
「来るな!化物!」
自分の出せる大きな声で威嚇する。多分化物からしたら対して意味のない行動かもしれない。でも私は自分に言い聞かせるためには十分だった。タダで死んでやるなんて御免だ。私は冷静に後ろへと後退する。怖いでも私にできることするだけ…。
『ふふふ…。足が震えていますよ。逃げても無駄ですよ…。その先に逃げ道などないのだから』
その通りだ。ここは宿直室で入り口を抑えられれば逃げ道はない。窓はあるがここは2階であり、逃げるには現実的ではない。そして化物もそれを許しはしてはくれないだろう。私は必死に生きるために考える。しかし…。
「!?」
『ヒヒヒ』
私の目の前に彼女の顔が急に現れる。目は完全に死人のようにで濁り、唇は上に歪んだように釣り上がり笑っている。
そして彼女の手が私の首元へと迫る。しかし、私は抵抗するが私の体は意志に反して動かない。まるで全身をしばれるかのように…。そうしているうちにも彼女の手は私の首を掴み持ち上げられる。触られた部分は冷たく、ただただ自分の体が何かに侵食されるかのような感触にぞっとする。私の首を閉める力は段々と強くなり次第に息ができなくなり…意識が遠のいていく。私は死ぬんだろうこのままでは…でも何もできない。最後に浮かんだのは最近よくわからなくなってきた少年の顔だった。
「…え?」
急に私は意識を引き戻されるように刺激を与えられる。
「ごめん!城崎大丈夫か!?」
やはり助けられたようだった。そこには現れたのは今思い浮かべた少年だった。
………………………………………………………………………………
[あとがく]
ずいぶん時間かけて申し訳ないです(´・ω・`)
やっと思い通りの続きが書けよおおおお

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