メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
RenAshbell彡
ワールド:
なつめ

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創作物語

仮面の化物 間章1 邂逅 日付:2013.10.31 04:22 表示回数:463

僕は森のなかにいた。
あたりは木の陰により暗くなっていて葉っぱ同士の小さな隙間からは眩しい光が溢れ出る。
そんな場所に僕は居た。
お母さんとお父さんとは逸れてしまった。
僕はふたりに付いていき何かに引き寄せられるかのように森の中へと入ってしまった。
でも僕には感じる。
この先に僕を呼ぶものがいる。
僕は好奇心のまま森の奥へと進んでいく。
進んでも進んでも終わりが見えて来なかった。
続くのは暗き闇と木々たち。
まるで僕を見て笑っているかのようにさえも思えてしまう。
それでも僕は先と向かう何かに取り付かれたように…。
僕はふと目を凝らすと『何か』があるのがわかった。
それは人の姿のようでいて輪郭しかなく人の形をした『何か』であった。
影はこちらのほうへゆっくりと歩み寄って来る。
『人の子よ。なぜこのような場所にいる?』
僕は正直に答えた。
誰かに呼ばれたような気がしたからと。
僕は自然とその影に恐怖心はなかった。
その影は続けて言う。
『そうか。お主も闇に惹かれたものか…』
影は呟くようにそう答える。
『お主の名前は?』
僕は自分の名前を伝えた。
『そうか―――か。―――よ。まだお主はまだ森を出ることは許されない。代わりと言ってはなんだがしばらく私と話をせんか?』
僕はなんのお話をするのと影に問う。
『―――の好きなこと話すといい。家族のことや親友であったりとかなんでも構わんよ』
僕は言われたとおり両親のことを話した。
おかあさんもおとうさんも僕にあまりかまってくれないこと。
そしてあまり仲が最近よくないことも。
影は文句も言わずに僕の話を聞いてくれいる。
『そうか。心配することなかろうよ。人間は自身の子供を大事にする種族だからな』
僕は影に家族はいるのかと聞く。
『我らにもそのような概念はあるが…人間ほどの強いつながりはないよ』
僕には影の表情などわかるはずもないだがなぜか少し悲しそうに見えた。
『ずっとここにいるのかとな。最近はここから出た記憶はないな。ちと色々と昔やりすぎてな。外に出ると色々とうるさいのよ』
この影は意外とおしゃべりなのかもしれないと僕は思った。
このあとも僕は影とのコミュニケーションを続けた。
『ふむそろそろ時間よな。―――よ。そろそろお家に帰る時間よ』
僕は帰りたくないといった。
『わがままを言うでない。それと絶対に二度とここに来てはならんからな』
僕は影に嗜められ影の言うとおりに森を進むと森から抜けることができた。
日はもう既に暮れ月が綺麗な光を放っていた。
………………………………………………………………………………
[あとがく]
こんなん書いてないで本編掛けって怒られそうですね…
おそらくもう2個どっかで挟みます(ぐへへ

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