メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
RenAshbell彡
ワールド:
なつめ

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創作物語

仮面の化物 第四章 真実 5/10 日付:2013.11.23 23:13 表示回数:630

朝はいつもどおりやって来るようだ。昨日の喧騒とは関係なく時計は僕を夢から引きずり出してくれたようだ。今更ながらひどい夢であったと思う。夢にしては生々しく昨日の騒ぎですら夢の一部でないかとすら思えてしまう。だが身体を無理に動かした倦怠感は身体に刻み込まれていることから虚しい現実逃避であることを自覚する。ふと部屋を見渡すが母はもういないようだ。テーブルにメモ用紙が置かれていて用事で出かけますと書かれていた。おそらくは母はたまたま日本に用事があったようだ。何の仕事をしてるのかはホントによくわからないのだけれども。
「ほんとどうすべきなんだろうね…」
未だに自分の中で結論の出ない議論に呆れつつも僕は何か焦りを感じているのだろうか。以前とモヤモヤした感じが抜けない。先程から同じ内容をずっと考えていて午前中の授業は上の空の状態であった。唯一の救いは城崎は精密検査のために休みなこと。何故かうだうだと悩む僕の姿を巻き込んでしまった彼女にみせてしまうことに抵抗感があって正直言うと内心でホッとしている自分がいる。城崎相手に気を使うのはなんか悔しい。
「おい」
クラスメイトが僕に向かって声をかける。僕のあまり話さない相手だったので少し驚いている。
「何か用事?」
そう言うとそのクラスメイトは廊下の方を手で指す。廊下に視線を移すと生徒会書記嬢の青葉様がおられた。僕はクラスメイトにありがとうと伝えて僕は彼女の方へ向かう。
「やぁ。青葉さんどうかしたの?」
「こんにちは。昼休みにごめんなさい。会長が境くんを呼んでますので生徒会室に行ってもらえますか?」
「僕何かしましたっけ…?」
生徒会長に呼ばれるほどのことをした覚えはないし、絶対にしていないはず…。
「さぁ?私は頼まれただけなのでわかりません」
「さいですか。ありがとう…」
青葉のにべもない会話に脱力しつつも心当たりを探しながら生徒会室に向かおうとする。
「ところで杏奈が休みなんですが何故か知ってます?」
「…なぜそれを僕に聞くのかな?」
僕は気にしていた事をさされて少し怒張込めて返してしまった。これでは原因が僕みたいだ。
「同じクラスでもないのに聞かれてもわからないし」
「……そう。同じクラスでもないのに杏奈が休んでいることを知っているんでしょうね?」
「!?」
「更に補足すると朝に境くんが杏奈のクラス様子を伺っていたこと見ました」
「……」
確かに会いたくは無かったがそれでも城崎の様子が気になって見に行ってしまった。それをまさか青葉に見られたとは恥ずかしい。
「別に僕は知らないよ…」
「そう」
青葉はそれ以上する追求する気も無いのかその場をそっと去っていく。僕も生徒会長に呼ばれたので行かないといけないのでこれ以上は時間を無駄にできないので聞くこともできない。
「一体何を知りたかったのやら…?」
僕は生徒会室の早く用事を済ませるために急ぐ。もたもたしていると昼食の時間が無くなる。
「失礼します」
「おやこんにちは」
生徒会室にはいつもどおり僕の苦手な笑顔をした生徒会長が待っていた。
………………………………………………………………………………
[あとがく]
はい!ごめんなさい!
1週間ゴッドイーターして今やることを終えたので帰還です……

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