さて。無事に長編連載『蓮美端道の生徒壊潰し』が完結したので、僭越ながらあとがきと綴らせていただきます。あとがきを綴るのを『アリファリング』に続き2回目になりますね。アリファンリングの完結から2年以上経っているのだと思うと感慨深いものがあります。
拙作『蓮美端道の生徒壊潰し』はいかがだったでしょうか?
皆様に満足いくエンターテインメントを提供できたならば、嬉しい限りです。
拙作は熱量重視の王道的な学園異能バトルものを目指して執筆しました。今回面白い物語を描く為に意識したことは『いかに魅力的な敵キャラを作るか』になります。持論になりますが、私は物語を面白くする要素の一つに『魅力的な敵キャラ』の存在があると考えているので、拙作では魅力的なキャラ作りを徹底して意識しました。
そのキャラ作りのなかで最初に考えた敵キャラ…すなわち拙作のボスとなるキャラが芝崎狩野でした。狩野は性格や過去の背景を作中では一番に練ったキャラだったので強い思い入れがあり、また『このキャラは魅力的だろう!』という自信もあります。次点で愛積や摘葉が設定を練りあげたキャラになります。菊池先生や駒形に関しては実は、最初からプロローグとエピローグの話を転がす為に用意したキャラだったので、特にキャラや背景などは練ってません。表面的にそれっぽいキャラが確立されていればよかったので設定とかは深く考えていませんでした。まあ菊池先生に関しては、作中で明かされた水を操る異能の他に、火と雷と闇と光を操る5つの異能を持っているという裏設定があったんですけどね。端道はちなみに水を操る異能しか存在を知りません。菊池先生は今の端道では到底及ばない境地に君臨しているわけですね。
話を戻しますが、魅力的なキャラ作りにおいて、私の予想を超えて意外な貢献をはたしたのはまさに主人公、蓮美端道でした。
作者がこんなこと言うのは残酷な話ですが、蓮美端道のキャラ作りは特に意識してませんでした。蓮美端道のキャラクターモデルは…これも作者が明かすのも変な話ですが、私自身です。等身大な感じで価値観を共有してもらえるように、主人公のキャラを私に重ねたわけです。なので端道に関しては『ただ共感されやすい主人公像であればいい』というスタンスだったのですが、物語を描く流れのなかで彼は実にいきいきとキャラクター的な魅力を発揮してくれました。完結して振り返ってみると、ああこの物語は端道のもつ熱量の貢献も大きいな…という印象です。私が魅力を最も意識した敵キャラ芝崎狩野を、端道はうまく魅力的に活用してくれたと思います。作者の意志を超えてキャラクター達が予想以上の活躍をみせてくれるのは本当、作者冥利につきる話です。
ごだごだと前置きが長くなりましたが、ここからが電撃大賞応募に向けてのお願いになります。
拙作『蓮美端道の生徒壊潰し』は電撃大賞に応募する予定の作品で、現在は誤字脱字の及び内容の修正作業にとりかかっています。現時点では序盤がキャラクターの性格がうまく固まってなくて不安定だと思うので、大幅に文章を修正しようと思ってます。後は節々の修正ですね。
今回、拙作を読了してくださった皆様に僭越ながらお願いしたいのは、
拙作に関する感想と評価になります。
・魅力的に感じたキャラクター(複数可。複数の場合は順位をつけてもらえると参考なります)
・物語内で面白かったシーン・バトル(↑同様、複数可で順位づけがあると参考になります)
・改善点などがあれば指摘をもらえるとありがたいです。(誤字脱字は修正するので指摘の必要はないです)
それと作品の評価を点数づけしてもらえると参考になります。
-5、-4、-3、-2、-1、0、+1、+2、+3、+4、+5
の11段階でお願いします。純粋な評価が欲しいので、本当につまらなかったと感じたならばマイナス評価でお願します。参考にしたいので忌憚のない評価を希望します。
要望をお願いするばかりで本当に申し訳ありません。
ただこればかりは私だけの感覚では正当な評価のわからないことなので、皆様の純粋な意見をいただければ本当に助かる次第です。
電撃大賞の受賞にむけ、全力で頑張るので応援よろしくお願いします。
拙作を修正後の次回作は、
パンツを巡って世界が動くコメディバトル小説『PANTS!!!(仮題)』か
悪魔憑きの人間達が悪魔と戦う異能バトル小説『咆哮のヴォルケイノ(仮題)』を予定しています。
予定であって、全然違う内容の物語を執筆する可能性もあるのでご了承ください。
最後に、拙作『蓮美端道の生徒壊潰し』を最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!
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