メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
白狼黎臥
ワールド:
もみじ

冒険手帳を見る

創作物語

戦塵の先に#17 日付:2014.02.10 20:26 表示回数:324

「今日の所はこの位で良いかなぁ、またレオに勝てなかったね」
「馬鹿言え、これで三千三百戦百勝二百敗三千引き分けだぜ……しかも、俺相手に出し惜しみなく全開の奥義叩き込んできやがって」
「それは、レオも同じでしょ? 『龍牙の型』と『奏臥の型』の二つを出し惜しみしなかったじゃないか……」
「まだ、最終の型『葬濤の型』は完成していないからな……さっさと完成させたいところだぜ」
「僕も、師匠から学んだ最後の奥義を会得しないとね」
 二人は微笑みあうと、刀を鞘に収める。
「さぁ、今日もビシビシしごくから覚悟しといてね」
 ハヤトの一言で今日も一日訓練が始まる。二週間経つ間にレオはいつも通り死に掛け、猛者たちはレオに負けじと訓練に取り込むようになっていた。
 訓練も終わり解散したその日の夜、ハヤトとレオは満天の星空を眺めながらこれからの訓練を話し合っていた。
「そろそろ、アレやってもいいと思うんだけど」
「アレはまだ早くないか? もう少し期間は欲しいが、やはり時間が足りないか」
「でも、アレが一番効率良いからね……」
「まぁ、そこら辺はお前に任せるぜ、ハヤト」
「レオならそういうと思ったよ、それならまず武器の調達からだね」
「そこは、俺の小隊の奴らが準備はしてくれるだろ」
「何時からアレは実行できそう?」
「そうだな……今から準備すれば明日の午後には出来るはずだぜ」
「それじゃあ、今すぐ手配お願いできる?」
「ああ、お前の頼みとあれば直ぐ動いてくれるだろう」
「じゃあ、よろしく頼むね」
「おう」
 そういい残すとレオは暗闇の中へ帰っていく。一人残ったハヤトは天へ向かい「アレが成功すればいいな」と囁くように言葉を紡いだ。
 翌日、午前の訓練を終わらせたハヤトの元にレオがやってきた。
「おかえり、早かったね」
「なんとか間に合ったぜ……これで午後からはアレができる」
「レオ、目の下クマになってるよ?」
「あいつ等だけに作業やらせるわけにはいかないからな、俺も今まで手伝ってたって訳だ」
「レオらしいと言えばレオらしいんだけどさ……でもこれで用意は整ったんだね」
「ああ、とりあえず午後まで俺は一寝入りさせて貰うぜ……」
 レオは「ふわぁ」と欠伸をし、その場に倒れこんでいびきをかき始める。暖かな日差しがあたりを包み込み、穏やかな風がそよぎ良く眠れそうな雰囲気の中の出来事であった。
 その日の午後、騎士団の装甲に身を包んだレオとハヤトは猛者たちに対して
「今日から、基礎訓練を終了して実戦訓練に入るよ」
昨夜、レオとハヤトが話していた「アレ」とは模擬戦のことであり、レオは昨夜から猛者たちの武器を一つ一つ測量し、模擬戦闘用の武器を作り上げていたのだった。

コメント返信ー
KエルッK様
久しぶりのバトル楽しんでもらえたでしょうか?
まぁほんとに刃のある武器でやってますし、適度な緊張感が無いと死んじゃいますww

謎の組長X様
久しぶりのバトルですよww
まぁこの文章が物凄い即興で書いたものなんて言えないですけどね
あと、自分は文章が上手いとは思ってないので主にライトノベルですが、ほかの作者さんの書き方見て勉強したりしてますよ

スタンプを押す

スタンプ(4

コメント

  • コメント(5

おしゃべり広場の一覧に戻る

変更する

×