メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
偽マリオ彡
ワールド:
みずき

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創作物語

隠し続けた友達 -9- 日付:2014.05.22 14:44 表示回数:393

3年前。

レイジは夜の街を歩いていた。
その左手にはビニールの袋。さっき寄ったコンビニで食料を買ってきたのだ。
時刻は午前2時・・・、と言ったぐらいだろうか、外は真っ暗で何一つ活気がない。
人も車もなく、この道はレイジただ一人である。まるで独占したかのように
車道の真ん中をのんびり、右へ左へ揺れながら歩いていく。
隣には彼のマシン『メテオライド』が着いてきている。

赤・・・、少し黒く不気味な赤で六角系をしているこのマシンは
レイジとともに生きてきた大切な存在。

まず、機械に向かって『生きてきた』というのはおかしいだろう。
しかしながらコイツには感情というものが存在して・・・。

レイジはピタッ、と、歩くのをやめた。
それは何故かを察したメテオライドも、止まった。
そして、レイジは持っていたビニール袋を落とした。

別に手を痛めてしまったからではない。
別に何かに当たった拍子で落としたわけでもない。

これから起こす「アクション」に、それは不必要だと感じたからだ。


突然、ドッッ!と、後方から地を揺さぶるほどの勢いで何かが
レイジの体を貫こうとして、道路に大きな穴を作った。
光線、いやビーム、いや・・・、言葉では表現できない。
言葉というものの貧しさを知る。

レイジは咄嗟にメテオライドに乗ってその危機を回避した。

煙が立ち込めている中、1人の影がうっすらと見え始めてきた。
彼は問う。

レイジ「・・・、誰だ?」

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