―――――――――――あれから数百年
ルミナ「ここは・・・?」
鬱蒼とした森。鳥の囀り。そして・・・
??&????「うああああああああああ!!!!!」(第一章五話後編参照)
宙を舞う人と鉄の塊。
ルミナ(記憶が戻ってきた・・・そうか、私は・・・)
ルミナス「【ヘブニング・デス・チェーン】!!!!!!!!!!!!!!!」
ルミナ「そういえば、暗黒の魔法使いはどうなったんだろう?」
すると、見知らぬ少女が話しかけてきた。
???「暗黒の魔法使い?」
ルミナ「ええ、そうです。どこに行ったかご存知でないですか?」
???「暗黒の魔法使いといえば・・・数百年前に封印された・・・」
ルミナ(なに!もうあれから数百年も経っているのか!?)
???「それよりさ、人を探してるんだけど、知らない?」
ルミナ「人を?誰を探しているんですか?」
???「ええ、トイ、って奴なんだけど」
ルミナ「いえ、知りませんが・・・」
???「そう、ならいいや。」
ルミナ「出来ることなら何でもしますよ。」
???「ありがとう!」
ルミナ(このことで今の世界の様子が分かるかもしれない・・・)
ルミナ(でも・・・。)
ルミナ「あのぉ・・・」
???「ん?何かしら?」
ルミナ「この街についてもう少し知っておきたいのですけど。」
???「ええ、構わないわ。この街について知りたいのなら、大魔法使いハインズ様に聞くといいわ。」
ルミナ「ハインズ・・・」
ハインズ。ルミナスと同じ魔法使いの血統を受け継ぐ者。彼は長老として魔法使いの育成に努めていた。そんな彼に会えば何かわかるかもしれない。
ルミナス、ハインズ、そしてエヴァン。この三人はとある『紋章』を受け継いでいた。黒丸に五色の星の紋章を。
ルミナ(ハインズなら・・・)
ルミナ(ハインズならエヴァンの場所もわかるかもしれない)
ルミナ「ありがとう。えーっと・・・」
???「テーナ。私の名前はテーナよ。」
ルミナ「ありがとう、テーナ。」
テーナと名乗った彼女は待ち合わせ場所を伝えると歩いていった。
ルミナ(テーナの話から察するに、ここはビクトリアアイランドの街、エリニアだ。ということは、エウレルも近いわね。)
ルミナ(とにかく、今はハインズのいる街の頂上に向かわなくてはいけない。)
ルミナスは街の頂上に向かった。そこにそびえ立つ、魔法図書館こそがハインズのいる場所だ。
彼女は扉を開ける。ギィと嫌な音を立てて扉が開いた。その先には、ハインズがいた。
―――――――――――――――次回予告
ハインズと会ったルミナスは、衝撃の事実を知る。テーナと合流した彼女はそこで懐かしい戦友の一人と再会した。そこに突然襲いかかるモンスター達。
次回 とあるメイプルの冒険者 第二章第六話 『襲撃』
えーっと、ふっじーくんです。ここでみなさんにお知らせがあります。当初第二章を十話までとしていましたが、多分その枠じゃ話が持ちません。多分十五話くらいまで行きます。今後ともよろしくお願いします!
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