メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
らくぷにAran
ワールド:
ゆかり

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創作物語

GTS DWⅧ 日付:2015.03.05 23:14 表示回数:369

4

まずいことが起こったようだ。
「レイ、説明は後でする。今すぐエーデルシュタインのレジスタンス本部に来てくれるか?急いでくれ。」
面倒くせええから電話だ。かなり焦ってるがレイには何のことかさっぱりわからない。
「へ?まあいいけど」

急いで、というには少し時間がかかっているがいつものレイと比べれば十分急いでいる。
「こっちだ。これを見てくれ。」
面倒くせええがモニターを指さす。そこに映っているのはアクアリウムだろうか。どうもアクアリウムの建物の防犯カメラすべてのモニターらしい。
数十人がしっかり戦ってる。
「…アクアリウムの防犯カメラ?ここに映せるのか?」
「メイプル連合の幹部クラス以上なら許可なしで見放題だ。それよりこいつだ。」
そのモニターに映っていたのは防犯カメラの一部分の静止画だ。指さした人物は周りの敵を圧倒し、無双と言わんばかりの暴れっぷりのようだ。
「こいつはローダーだ。けどローダーがどうしたんだ?」
よく敵サイドの一般兵の名前を覚えてるなあ、と面倒くせええが独り言を呟いた後
「こいつ、クエストをクリアしたみたいなんだ。それでPvPでガンガン限界突破してる。」
メールが届いたような音が鳴った。
「おっと。今第7次ラージアクアリウム戦が終わったみたいだ。案の定ローダーとかいうやつが暴れまわったおかげでメイプルチーム完敗だな。」
あんまり悔しそうではない。
「そうだ、そのことでちょっと話があるんだが。これだ。成分か何かを分析したらリミッターを元に戻すなり作用打ち消すなりできるんじゃないか?」
「あるのか?そいつは助かる。早速分析だな。それともう1つ言っておこう。巻き込まれるなよ。」

「中規模なんだがエーデルシュタインでもクエストクリアが参加のドンパチやるらしいぞ、今から。」
ありがたくない予告を聞いてレイは外に出た。すでにバリケード・装甲板の類が設置完了済み。参加しない人の安全を確保するため、少なくとも今から10分以上の猶予を持って戦闘は始まるはずだ。
待ちきれずすでに能力上昇魔法がかかっているらしいが。
「WRの連勝、ここで途切れさせたくはないな!」
「始まってからもそう言ってられるかな?」
「さあさあいくぜ!あと30秒だ!」
レイの本音としてはこんなとこさっさとおさらばしたい。帰って寝たい。がそうも言ってられない。
「クエストクリアしたとこ悪いけどことが解決するまでおとなしくしてもらいましょうか!」
誰かが設定したタイマーが0になったアラームが鳴った。開戦の合図と同時にスキルのまぶしい光が一斉に放たれた。


続く

あとがき
面倒くせええさんだいぶ偉い人です。レジスタンスの一員だけどレジスタンスの創立者より偉いかもしれないです。さすが連合長

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