メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
KエルッK
ワールド:
かえで

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創作物語

メイプルワールドの日 13 日付:2015.03.20 20:08 表示回数:555

――神鬼&ゆなち&ハク――
ゆなち「わたし、気になってたんだけど、神鬼くんってあの東恩納神鬼?」

神鬼「あのっていうのは?」

ゆなち「最近噂の期待の新人、超彗星ともてはやされたチームサンダーズのサッカー選手の東恩納神鬼」

神鬼「……やっぱり、バレてた?」

ゆなち「わたし、曲がりなりにもファンですから!」

神鬼「ありがとうございます」

ゆなち「サイン頂戴!」

神鬼「元の世界に帰る時にね」

神鬼(本当はサインを考えてない、なんて言えない)

ハク『…………』

ゆなち「どうしたの? ハク」

ハク『ゆなち。なにか来たよ』

 ハクが睨む方にゆなちはめを向ける。するとそこには茶色い塊がいた。その茶色い塊は、ゆなち達に近づいて行っているのか、段々大きくなっていく。
 近づいてくるスピードはとても速かった。

ゆなち「危ない!」

神鬼「!?」
 
 ゆなちは近づいてくる茶色い塊にぶつかりそうになる、神鬼を押し出して一緒に転がる。茶色い塊は先程ゆなち達が居た場所を勢いよく通り、後ろにあった大木を粉砕した。

神鬼「イタタ……あれってまさか」

ゆなち「クマ?」

ハク『クマだね』

 茶色い塊の正体は、全長三メートルはくだらない程巨大なクマだった。

ゆなち「まずいよ。今のわたし達じゃどうにもでき――イタッ」

神鬼「大丈夫!?」
 
 ゆなちは神鬼を押し出した時に足を挫いたようで、足首が赤く腫れている。

神鬼(くそっ! ぺぷしさん達を呼ぼうにもゆなちは走れないだろうし。僕が行ってもゆなちがやられる。ハクは喋れないし)

神鬼「どうすれば……」

クマ「グルルル」

 犬のように唸る巨大なクマ。

神鬼「よし」

 神鬼は立ち上がった。

ゆなち「え、どうしたの? 神鬼くん」

神鬼(僕が戦うしかないじゃないか)

神鬼「大丈夫。僕が守るから」

神鬼(……ゆなちにも『能力』と『切り札』があった。じゃあ僕にも『能力』と『切り札』がある可能性がある。……賭けだけど)

クマ「グアアアアアァァ!!!」
 
 クマはその巨大な腕を振り上げ、神鬼達を一撃で殺戮せんと振り下ろした。

神鬼(くそっ。今までサッカーやってきて足は鍛えたはずなのに……めっちゃ震えてる。怖い)

神鬼「うわあああ」

 神鬼は目をつぶった。

神鬼「……あれ?」

 なにも起こらなかったので、不審に思い目を開けてみると――クマが凍っていた。全身くまなく、氷で覆われていた(クマだけに)。

ゆなち「……すごい。すごい!」

 しかし喜びもつかの間――早くもクマを覆う氷にヒビが入った。
 それを二人は知らない。


――――――――――――
十三話目ッ!
神鬼くんついに能力発動!
しかしいきなりピンチ!
9:00頃にもう一話出すのでお楽しみに

次回予告
・神鬼くんとゆなちついでにハクはどうなる!
・ぺぷしとめぐみが活躍!

ではでは

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