メイプルストーリー

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キャラクター名:
リナシルト
ワールド:
さくら

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創作物語

英雄の日常。(隠月さんのお話。) 日付:2015.03.23 00:18 表示回数:505

前回酷い扱いだった隠月を幸せに・・・!
と思って書きましたが、やはりどこか不憫です(..;)
今回も相変わらずキャラ崩壊&残念な文章となっております(汗
(隠月の一人称が分からなかったのですが、ストーリーで一度だけ「俺」と言っていたのでそれにしました)
それではどうぞ!↓
******************************

隠月視点


最近、皆が冷たい。
俺のことを無視するのだ。
・・・まあそんなのはいつものことなんだが。
それでも、近頃はいつにも増して酷くなっているような気がする。

試しに通常と最近を比べるために例を挙げてみよう。
まずは、通常の時だ。

―――3ヶ月前―――

俺は相談したいことがあったので読書中のフリードに声をかけた。

「なあ、フリード。ちょっといいか?」
「・・・。」
「フリード。」
「・・・・・・ん、誰だ?」
「俺だ、隠月だ。」
「隠月、って・・・?あー!隠月か!どうした?」

・・・うむ。大体2、3回声をかければ気付いてくれる。
その代わり、一々自己紹介しなくてはいけないが。

では、問題の最近はというと。

―――1週間前―――

良く晴れた昼下がり。俺は木の下で昼寝をしていた。
暖かな日の光に、時折涼める穏やかな風。
その心地よさに癒されていたその時。
バシュッ!!と、頭のすぐ上から音が聞こえた。
いきなりの出来事に目を覚まし、何事かと上を見る。

そこには七色に光る棒が。
いや、きっと「矢」だろう。それも“魔法の「矢」”。
この魔法の矢を扱える者は世界でも僅か数人ほど。
そして俺の知る中では一人しかいなかった。

(メルセデス・・・。)

数少ないデュアルボウガンを使いこなす、誇り高きエルフの女王。
前方に目をやると、案の定、遠く離れたところに太陽の光を反射してキラキラと輝く黄金の髪を持った女性が立っていた。
どうやら俺が寝ていた木は、彼女が修行をするための的のようだった。

また矢を放とうとしていたので、制止しようと遠くにいるメルセデスに大声で叫んだ。

「おーい!!俺だ、隠月だ!!おーい!!」
だが、いくら叫んでも全く反応なし。聞こえていなかったようだ。
彼女は何のためらいもなく今度は幾本もの虹を飛ばしてきた。
仕方なく俺は精霊の力を借り、跳ね返す。
跳ね返された虹は弾けてやがてそらに消えていった。
その現象に驚愕している彼女のもとに駆け寄り、そして。

「メルセデス。」
俺は確かに彼女の目の前で名を呼んだ。
しかし。

「あれ、何でさっき的に当たらなかったのかな。」
「おい、」
「うーん・・・。」

まるで駄目だ。
何度呼び掛けても気付いてもらえず、そのショックで少し感情的になった俺は、思わず彼女の肩を掴み怒鳴ってしまった。

「おい、メルセデス!!」
「っきゃああああ!?幽霊ーーー!!!!」
「なっ!?俺は幽霊じゃなぐはぁっ!!?」
即、腹パンをされ勢いよく吹っ飛ばされた。
その後の記憶は・・・激痛のあまり気絶してしまったため全く覚えていない。


では、例を挙げたところで話を今に戻そう。
兎に角、俺が言いたいのは冒頭で述べた通り、“最近、皆が冷たい”ということだ。

では何故そうなったのか。
答えは簡単。そんなの分かり切っている。
その答えとは。


「作者!!お前のせいだ!!」

そう言ってやりたかった。
だが、何処からともなく感じる異常なまでの威圧感で不可能となってしまった。
どうやらそれは言ってはいけないお約束ということらしい。

仕方なく別の理由を考える俺。
とはいっても、他に原因なんて思い付かない。
そしていつの間にやらそれは、原因考察から夕飯の献立を考えるのに変わっていた。

(そういえば、今日は俺が当番だったな。)
そう。俺たちは交代でご飯を作ることになっている(因みに日曜日はルミナス、月曜日はフリード、火曜日はアラン、水曜日はファントム、木曜日はメルセデス、金曜日は俺、土曜日は断食or獣狩り)。
あまり料理は得意じゃないが、これは皆で決めたことだ。
破るわけにはいかない。
取り敢えず、夕飯は何がいいか皆に聞いてみよう。

next...

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