メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
KエルッK
ワールド:
かえで

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創作物語

メイプルワールドの日 15 日付:2015.03.23 21:07 表示回数:563

――ギルド「繋がり」本拠地――
ぺぷし「ただいまマスター。早速だけどこれ見てくれよ」

エルッ「どないしたん」

 ぺぷしが机にあるものを乗せた。それはメッセデスの言っていた変なものだった。

エルッ「これは……」

 変なものの正体は、ビンだった。なんの変哲もないただのビン。

エルッ「僕らが使っとる瓶やな。しかもまだ新しい……そういやあ、北斗に渡したやつもこんなビンやった」

ぺぷし「中には何があったんですか?」

エルッ「僕の大好きな硫酸。なんで北斗がこれ買ったんかはわからんかったが……あれやな、この硫酸、多分ヘレナちゃんの顔ズタボロにしたやつやで。北斗のやつ……利用されたなこりゃ」

 誰もが沈黙する。ぺぷし達が見つけてきたものは、なお一層エルッの立場を悪くさせるものだったからだ。

bhuyjn「なんだなんだ。このくらーい雰囲気」

ぺぷし「!? 先輩!」

bhuyjn「よお。久々。なにやら顔も知らない新参が増えてるみたいだな」

 bhuyjn。元死神。死神を辞めて暇そうにしていたところを、エルッにはんば強引に拾われた。仕事はできるが、無気力なのが玉に瑕。

bhuyjn「なんだか知らねーけど。まー外の空気でも吸って元気出せよ」

エルッ「せやな。みんな外にでも行ってこい」

bhuyjn「ぺぷし」

ぺぷし「はい」

bhuyjn「俺寝るし。起こすなよ」

ぺぷし「わかりました!」

 ぺぷし達はギルドの外へと出て行った。

エルッ「あの子らせっかくここに入ってきたばっかやのに」

bhuyjn「まあまあ、うるさいと寝られねーすから。あ、これ頼まれてた四十年前の新聞」

エルッ「あれ? んなもん頼んだっけな? 僕、六十年前の新聞頼んどったはずやけど」

 言いながら新聞を手に取って読む。

エルッ「ごめん。合ってた」

 新聞の見出しには『震撼!メイプルワールドに外からの来訪者か!?』という見出しが大きく書いてあった。

bhuyjn「まさか、さっきの見知らない三人は……」

エルッ「あー、一人違うわ。エルフ耳の子、おったやろ? その子<弓使いの里>の新人」

bhuyjn「で、生き残りの一人」

エルッ「なんや、知っとんか」

bhuyjn「知ってるついでにこれ、ポストにありましたよ」

 bhuyjnがエルッに差し出したのは、依頼書だった。
 依頼書には『犯人探しの依頼を取り消し、新たに依頼を頼む。依頼内容は簡単。こいつらを暗殺して欲しい。ヘネシスの事件、そしてカニングシティ半壊をお越したのはこいつらが原因だ』と書いてあった。そして文章の下には二枚の写真が。

エルッ「カニングシティ半壊は初耳やな」

bhuyjn「<ハイキョの館>の連中が上手く防いでくれたみたいっすよ」

エルッ「……bhuyjnくん。僕、本格的に引きこもるわ」

bhuyjn「もう既に引きこもってるんでしょ。半年」

エルッ「いや、身を隠すっていう意味の引きこもり。ま、今日ちょっとエリニア行って、そっから隠れる。せやからギルドをよろしく頼むわ」

bhuyjn「俺、寝ます」

エルッ「おやすみー」

 エルッはギルドの外へ、bhuyjnは自室へ、それぞれ違うところへ。


――――――――――――
十五話目ッ!
とうとうbhuyjnくん登場!
登場したかと思いきやいきなり寝るという、なんというか出番が危なそうですが、大丈夫です。結構活躍します!(予定)
次回予告
・エルッの引きこもり準備!
・カニングシティ半壊の模様!
・<ハイキョの館>の連中VS<戦士の砦>、<弓使いの里>の連中!

次回のそのまた次回とうとうバトル勃発です!

ではでは


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