メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
らくぷにAran
ワールド:
ゆかり

冒険手帳を見る

創作物語

GTS DWⅧ 日付:2015.03.28 22:30 表示回数:392

5

この戦いは限界突破した人がいないせいか戦況が大きく偏ることはなかった。
「もしかしてこれはハズレか?当たっても困るんだが」
レイ本人はあんまり乗り気ではなく、敵側も大将首のレイを攻撃しようとはしない。立ち向かったところで返り討ちだし、倒したところで総崩れにはならないことがわかっているのだろう。
「こんな突然弓矢が飛んでくるような状況じゃゆっくりできやしないな。寝ててもらおうと思ったがハズレならさっさとおさらばするに限るか。って…だめだった。バトル中は飛空艇が飛ばないんだ…」
民間人用の飛空艇は10分前に飛び去ったばかり。撃ち落とされないように飛空艇はどこかに収納されているはずだ。

「うるさいのは嫌いじゃないが上から手榴弾が飛んでくるのは勘弁してほしいな。」
そう言って左手のデュアルボウガンで落下中の爆弾めがけて1発。正面しか見ていないのに魔法の矢はぴったりと当たって上空で爆発した。
「うわー…戦闘用の飛行船が追加でやってきた」
「寂しいだろうから来てやったぜー!」
「来なくていいのに。ね?レイ。」
「全くだ、十分にぎやかだというのに。」
レイまでヤジに参加して飛んでくる飛行船を見守る。

飛行船が到着する前に飛び降りる人は珍しくない。血の気の多い誰かさんは戦いたい気持ちを到着まで待てずジャンプを駆使していち早く参加することがよくある。失敗することも稀にだがある。兜つきとはいえ頭から転落するとか流れ弾に当たるとか別の飛行船と激突するとか。もちろんパラシュートだの羽だのはなしだ。
今回も飛行船が動いているのに甲板から飛び降りる人が続出。うまいこと着地してそのままエーデルシュタインを武器を振りつつ走り回る。
「今回は飛び降りる人多いな。あ、誰か海に落ちた」
レイも飛行船と飛び降りる人を眺めて面白がる。レイだけが激戦区に突っ立っているにも関わらず傷一つついていない。
だがその無傷記録が破られるのは数秒後だった。

狙われることも多いレイ。不意討ちであっさり倒されては命がいくつあっても足りない。
刺客らしき誰かの攻撃をデュアルボウガンの矢じりで受け止める。
「レイ!暇か?暇だろ!1対1で戦おうぜ!」
今回は好戦的な敵だ。
今の気分のレイなら「やだ、めんどい」と相手にしなさそうだが攻撃を受け止めた時点でレイにはわかっていた。
コイツは【限界突破クエストをクリアしている】と。
「…暇だよ、あんまり期待しないで適当にやってくれ」
「もうわかったか?俺が限界突破済みって。今ならレイの相手にはなるだろ!いくぜ!」

続く

あとがき
(遅い)祝 合格・卒業・夏休み並のの長さの春休み。1か月近くあります


ブラックヘヴンが壮大すぎるンゴ。
(ブラックヘヴンは時代的にGTS DWⅤからGTS DWⅥの間のお話に当たりますがややこしくなりそうなのでブラックヘヴン編を書く予定はありません)

スタンプを押す

スタンプ(0

コメント

  • コメント(1

おしゃべり広場の一覧に戻る

変更する

×