――エルニアにある非の家――
現在エルッ、いくさば、非、めぐみがその部屋に居た。
エルッ「集まったかな」
いくさば「話ってのはいったい」
アオ茸「よー邪魔するぜー」
エルッ「無職(ニート)はお呼びやないんやけどなあ」
アオ茸「うっせえ! 引きこもりに言われたかねーよ!」
エルッ「半年しか引きこもっとらんねんけど……まあ、ええわ。話ってのは、まあ秘密の話や」
めぐみ『秘密の話(´・ω・`)?』
エルッ「せや。誰にも喋らんといて欲しい。……実はな僕、本格的に失踪するねん」
アオ茸「引きこもりの次は失踪かよ!」
エルッ「この大陸の外の情勢が色々と不自然なんや……それを調べてくる」
非「おかしいとは? どういうことさね」
エルッ「いさかいばかりの、外の状況が一転して――仲良くなりよった。昨日まで戦争しとったところが友達同士になって、このままやとこのビクトリアアイランド意外の大陸同士がくっつきよる。これじゃ最悪この大陸が狙われる」
いくさば「なるほど……まあ、きみのことだ。ギルドの方は大丈夫だろううけど――」
ぺぷし「大変です!」
非「どうしたさ。そんなに慌てて」
いくさば「何かあったのか?」
ぺぷし「そ、それがそーくんとメッセデスの二人が<ハイキョの館>に喧嘩売ってるみたいで……収拾がつかないんです!」
めぐみ『よし、今すぐ行こう』
いくさば「ぼくも行こう」
アオ茸「がんばれよー」
めぐみ『てめーも来るんだよ(`Δ´)!』
めぐみといくさば、ぺぷし、そしてめぐみに引っ張られていくアオ茸はカニングシティへと向かった。
エルッ「ほな。あとはよろしくな」
非「応」
エルッ「あとこれ、読んだら写真だけ燃やしといて」
エルッが非に渡したのは写真付きの依頼書だった。宛名のない依頼書を非は覗き込む。
非「……あの、お嬢さんと少年には言うたのか?」
エルッ「言うてへんよ。混乱されるとまずいし。ほな」
エルッは非の家から出ていった。
非「ふむ……しかしこの二人が……か」
非は写真にマッチの火を近づけながらまじまじと二枚の写真を見る。
二枚の写真に写っている人物は――神鬼とゆなちだった。
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十六話目ッ!
衝撃的な事実発覚!ですね。
神鬼くんとゆなちちゃんはどうなってしまうんでしょうねえ。
物語もいよいよ中盤の終わりに向かっております。
次回予告
・バトル勃発!
・<ハイキョの館>組の『能力』と『切り札』発覚!
・さらに事件が起こる!
ではでは
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