メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
らくぷにAran
ワールド:
ゆかり

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創作物語

GTS DWⅧ 日付:2015.04.12 22:04 表示回数:446

6

急な不意討ちと一騎打ちを申し込まれたレイ。
「あのなあ。『レイの相手になるだろ』じゃなくて『レイに勝てるだろ』の間違いだ。細かく言うなら傷一つつかずに。」
狙われてる本人がそんなことを言いつつもお互い隙を伺う。
だいたいは行動の前に前置きの言葉や他の人にはない癖があるものだ。例えば気合の一言だったり目が動いたり構えを取ったり足をふんばったり。きりがないほどのかすかな動きを見つけるのはレイの得意分野だ。
だがその癖を見つけ、行動を起こそうと思ったときには遅かった。"剣を構えた"という情報が目から感覚神経を通って脳にたどり着く前に相手は目の前にいたのだ。
重装備でありながら残像が残りそうなほどの素早い攻撃をレイは防御できなかった。

「クソ…こっちはドーピングしてないんだぞ。ちょっとは手加減しろ」
「お前に手加減してたらそれこそ命がいくつあっても足りねえ。」
パッと見た感じ両手剣を装備しているヒーローといったところだ。両手剣は1回のダメージに特化した武器で修練である程度の連続攻撃はできるものの、やはり素早さのある短剣などには連続攻撃数で勝てない。2丁のデュアルボウガンを持つメルセデスのレイにも当然スピードでは敵うはずもない。
だが限界突破というものはそんな常識を次々と覆すようだ。次は目で追うのがやっとという速度で"邪魔な地面"を切り裂きつつ突進してきた。地面に深い傷をつけつつレイに向かっていく。
「常識破りだ全く!お前がその気ならこっちだって常識を破ってやるさ!」
スキルエフェクトの残像の間にユニコーンスパイクを発動させ、神聖なユニコーンが突進する。だがユニコーンの大部分は両手剣によって切り刻まれ掻き消され、唯一残ったユニコーンの角だけが相手に当たった。
ユニコーンスパイクには弱体化の効果がある。さらにノックバックに耐性のある戦士が偶然にもよろめいた隙をレイは逃さない。
その後隙の少ない連携技を次々と発動する。ライトニングエッジ!レジェンダリースピア!リーフトルネード!

あっという間もない連続攻撃のとどめに相手のすぐ背後に着地した場所から後ろ向きにアドバンスドストライクショットを撃ち続ける。弱体化による追加ダメージもまとめて受ければいくら体力の高いヒーローでも無事では済まないだろう。

だが限界突破は常識破り。オーバーキルだと思われた攻撃をまともに喰らっても相手は立っていた。すぐさま片手で両手剣を持ち振り向いてレイの首をはねんばかりに振りぬこうとするが
「言ったよな。お前が常識を破るならこっちだった常識を破るって。」
真後ろに立ち、ヒーローズオースとエルヴィスブレシングにより攻撃力をさらに高めたレイが左手のデュアルボウガンを相手の背中にぴったりとくっつけ、右手のデュアルボウガンは首に添えられていた。
「ヒーローなのに素早いからな!今のはバフを掛けずに発動したいわば【オードヴル】だ。【メインディッシュの連携スキル】はこれからだぜ!じっくり味わえよ!!」
それは言葉通り4連続が前菜に見えるほどであった。

アドバンスドストライクショット!ライトニングエッジ!!チャージドライブ!!!ハイキックデモリッション!!!!ローリングムーンサルト!!!!!レジェンダリースピア!!!!!!リーフトルネード!!!!!!!!ガストダイブ!!!!!!!!
連携が終わってからの着地。しかしまだ攻撃を休めない。
もう一度ライトニングエッジ!アドバンスドストライクショット!!これをMPが切れる寸前まで繰り返し、最後はとどめにレスオブエンリル!!!

続く

あとがき
調子に乗りすぎましたスンマセン。
作者は3次転職までしかメルセデスを体験していないのでほとんど公式サイトの「○○に連携できる」だよりです。
「○○スキルは△△スキルに連携できねえよ!」ということに気づいたみなさんはレイだからこそできるものとして華麗にスルーしてください。

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