メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
らくぷにAran
ワールド:
ゆかり

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創作物語

GTS DWⅧ 日付:2015.04.18 22:38 表示回数:447

7

「だから言っただろ?手加減してたら命がいくつあっても足りないって。本気でやっても勝てないのになぁ…」
「命がいくつあっても足りないのはこっちのほうだっての…」
最後に立っていたのはレイのほうだった。だがどっちが勝ってもおかしくないほどの接戦だったといえる。一瞬でも気を抜けばもともと破壊力抜群の両手剣で素早い連撃により反撃する暇もなくやられていただろう。

「あとさ…魔法の矢って不思議な状態異常もあるのか?」
相手は刺さった矢を引っこ抜きながら起きあがる。
「不思議な状態異常ってなんだよそれ…は?」
レイの使う魔法の矢には気絶効果はあるが、毒のようなチマチマとダメージを削るような効果はつけていない。もちろんそういったスキルもない。
「ヒーローインテンション使ってもダメだ。なんかだんだん体力が失われていくような…薬でどうにでもなるくらいだけどよ。」
「状態異常じゃないのかも。…ってそんなこと私に聞かれてもな。」
「矢を撃ったお前が知らないなら誰が知ってるんだよ」
「さあな。ハインズあたりじゃないか。あと直接矢を引っこ抜くな。見てるこっちが痛々しい…」
「お前がやったんだろ。…いって!これのせいで死んだら呪って道連れにすんぞ」

レイ達が一騎打ちしてる間にエーデルシュタイン戦はちょうど終わったようだ。飛行場からもわかるほど今回も派手に煙が上がっている。今回青色の旗が無残に引き裂かれていることから敵側の勝ちだろう。
「これで6連勝だな、敵が。」
レイもいつも通りのやる気ないモードに入ってしまい、飛行船も行き来し始めたようだ。早速第1便が到着。

「相変わらずレイさんはトラブルのあるところにいるよね。」
「そういうキアは私のストーカーにでもなったのか?暇人だなお前も。」
第1便に乗ってきたキアはレイの横のベンチに座る。
「暇つぶしにはしないでしょ…しかもこんな暑い日にわざわざ。私はどら猫さんから伝言を預かってるだけ。」
日はそろそろ西に沈みかけているころだがいまだに気温は30度近い。
「【不治の病にかかった限界突破者の】レジスタンスが来たから見に来てくれって。」
限界突破すれば理論上修練で体力もある程度は上がる。しかしレイに伝えなけれなければならないほどの重病にかかっているとはますます謎は深まるばかりだ。
「そうだった!今日めちゃくちゃ暑いんだった。小豆かき氷食べたくなってきたな~」
「聞いてる?」
「聞いてるって。今日は飛行船の最終便出てしまったから明日な。それより一緒に小豆かき氷食べに行こうぜ!」
「はいはい。でも1個じゃないでしょ?絶対頭痛くなるよね…」

続く

あとがき
やられた敵さんはほったらかしです。
ほのぼのしたシーンをたくさん入れたいなと思っているんですが事件起こさないと話がうまく思い浮かびません。

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