メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
らくぷにAran
ワールド:
ゆかり

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創作物語

GTS DWⅧ 日付:2015.05.04 22:41 表示回数:428

8
不治の病にかかった限界突破の冒険者。限界突破をしているなら防御力や状態異常抵抗力もほぼ比例して高まり、より一層怪我や病気に強くなるはずだが。しかも治らない新種とくればレイだって分からない。
「耐性が強くなってるはずなのにな…新型なんとやらみたいなやつだろうか?」

どら猫が呼んだとなると場所は秘桜蔭のはずだ。もはや秘密組織でもなんでもない場所の扉をレイは行きつけの店のようにくぐる。
「よ、アホメルセデス参上だ。」
「他の人からそうよばれたとはいえ自虐はほどほどにしろ。」
面倒くせええや精神非異常者はすでに到着している。
「で?熱中症になった奴はどこだ?」
「いくら暑いからって……もしかしたらあり得るかもしれないな。サマーが今様子を見に行ってるが…」
そう言えばサマーの姿が見当たらない。サマーのコンピューターは本人が操作しているならまだしも今電源がついていないので和風な部屋に異彩を放っている。よくみると画面が1つ増えた気がするが。
「あ、ちょっと。まだ動いたらダメですって!」
「大丈夫だって、いくらかマシにはなったから。」
隣のおいで病院にいるらしい。大丈夫ならぜひ話を聞きたいものだ。

「すいません面倒さん、俺があのクエストは変だって気づいていれば…」
「いいって、あんなの騙されて当然だ。で?何か症状とかあるのか?」
ゼキュアは連れていないが、帽子や服、それにクロスボウ。見た感じワイルドハンターだ。
「まだ体がだるいな…ちょっとはマシになったんだが」
「やっぱ熱中症じゃないか?」
一緒に連れてきたサマーがタブレットをいじり、レイに見せる。その画面には赤い棒と青い棒、その他いろいろなグラフらしき何かが表示されていたが、まず目がつく場所が1つだけある。赤い棒が青い棒と比べて圧倒的に短い。
「いや、熱中症の可能性はほぼない。見てくれ、特に状態異常にはかかっていないのに最低バイタル値が22%になっている。」
レイには見せられてもちんぷんかんぷんといった様子だ。
「デュアルウォー戦争の時にもここまでバイタルが低下した人はいない。ましてや限界突破でそういった能力は底上げされているはずだ。真冬のエルナス山脈に槍がぶっ刺ささったまま放置されてた人より熱中症にかかった人のほうがひどいってことはないだろう?」
ここでようやくこの場にいる全員が納得したようだ。自力で病院に来れたのが奇跡だろう。
「よく生きてたなそいつは…じゃない。もしそれが感染症みたいにうつるなら大変だな。あっという間に切符掴んで天国で強制下車だ。」
「だが精密検査しても状態異常じゃなかったんだろう?それでもひっかからないくらい潜伏力も強くて発症したら最後治す間もなくお陀仏という恐ろしい病気にかかったのか?」

「心当たりがある。もしかしたら…」
いままで黙っていたワイルドハンターが初めて口をはさんだ。

続く

あとがき
この春から下校時間が2時間遅くなりました。コノヤロウ
まあ部活では遊んでるんですけどね、タイピング練習という名の遊びを。

朝早く夜遅い学校生活になったんで創作は後回しになります、すみません

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