メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
らくぷにAran
ワールド:
ゆかり

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創作物語

GTS DWⅧ 日付:2015.05.13 22:06 表示回数:407

9
「副作用の1つかもしれない。」
考え込んでいた全員の頭の電球が同時に点灯したかのように顔を上げた。
「その考えがあったか…!」
「意識を失う前に俺は全力で狩りしてました。そのあとなんかだるくなったと思ったらこの有様です。」
精神非異常者がまた考えが浮かんだかのように手をたたき
「そうか!人間は無理しすぎて体を壊さないように普段の60%しか力を発揮できない。んで100%の力が火事場の馬鹿力とか潜在能力とか言われている。俺たちは巨大モンスターなんかを倒すスキルを使うから100%の力を発揮するのには慣れてるが、ずっとその状態だといずれは体壊す。」

限界突破で全力ということは100%を超えた状態でずっと狩りをしていたということだ。それが体力の減少という形で現れたのだろう。見た目は強力なスキルを出した時の反動で体力が減る、とか猛毒で体力が減る、のとほとんど変わらないため、レイですらも気づけなかったということだ。
「つまり120%の力を出した状態で体がついていけず体力が減少したと。確かに反動によるダメージは病院でも分からないな。ウイングデスは訓練でだんだん体を慣らしていってるってわけか?」
面倒くせええが今の話をまとめる。
「おそらくは。さらに短期決戦で決着をつけることで自壊を始める前に離脱・休憩する。これで【どんな猛者でも一瞬で倒されるチーター】のできあがり。これがウイングデスの正体だ。」

「原理がわかったところで次に進もう。これを元に戻す方法はわかったか?」
レイが自然と話を進行させると、面倒くせええも3枚程度の書類を出す。
「元に戻す方法は意外と簡単に見つかった。だが問題が2つある。」
面倒くせええは指を1つ立てた。
「1つ目は薬品の効果だ。一応理論上の【レベルを下げて、戻さない】ことになる。実はデバフ以外の能力を下げるアイテムをメルで買う市販品として開発して売るのは原則として違法なんだ。例外として特別通貨を用いた場合もあるが…」

なぜこの世界で違法かというと、人間同士の対戦であるPVPにおいてそれを大量に購入し、能力を下げ続けて戻らなくなってしまった場合普通の冒険が困難となってしまいかねないからだ。
極端な例えとして、最大HPを下げるアイテムを何百と使われ、最大HPが10000から100に下がった。こうなってしまえば能力の近いモンスターに1回殴られただけで致命傷だし、そもそも冒険を続ける気になるだろうか?
他のゲームにもステータスを下げ、アイテムを使わない限り戻らないといったアイテムはほとんど存在しないだろう。
例外として、能力値を初期化するAP再分配の書など特別通貨(いわゆるNEXONポイント)を使って購入したアイテムは、能力を下げることができるのもある。

「特別通貨の購入だけでもややこしい手続きが必要だし、全員が全員買えるとも限らない。この方法はハイリスクだな。」
レイがため息をつく。
「はあ…しょうがない。Lv251以上は異常強化のデバフとして扱おう。これで、元に戻す薬品は万能治療薬と何ら変わりない。無茶苦茶な方法だがこれで違反リストからは除外できる。それで2つ目は?」
面倒くせええが一気に難しい顔をする。
「2つ目の問題の解決には時間かかるぞ…」

続く

あとがき
Q.メタい!話がややこしい!言ってることがわからない!

A.スルースキルでどうにか乗り切ってください。一応いうとレベルやステータスはあくまでも人の推測です。ややこしいお話は公式サイトの【冒険を学ぼう→職業と育成・ショップを楽しむ】を読んでください

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