メイプルストーリー

おしゃべり広場

キャラクター名:
琉瑠架
ワールド:
ゆかり

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創作物語

意味がわかると怖いメイプル4 日付:2015.08.09 22:42 表示回数:551

どんな話でも許せる方はどうぞ。ネタばらしはいたしませぬ。
――――――――

【ホテル】
デーモンアヴェンジャーはスリーピーウッドのホテルに泊まることにした。
そこは鬱蒼とした森の中にあるにもかかわらず、とても清潔感のあるホテルだと評判だった。
彼は受付を済まし、鍵を受け取って部屋へ入る。隅々まで清掃してあるのが入ってすぐに見てとれた。
ああ、今日はずっと狩りをしていて疲れた。アヴェンジャーは早速シャワーを浴びることにした。

浴室もカビ一つ、髪の毛一本落ちていなかった。これは気持ちよく入れそうだと、アヴェンジャーは思った。
シャンプーを手にとって、頭を洗う。そして目をつぶって泡を洗い流す。
「……?」
泡を洗い流している最中、おかしな感触に気がついた。
流しているシャワーの水が流れていっていないのだ。足元の水が流れず、どんどん量が増していっているのを足先で感じ取った。
アヴェンジャーは水をとめて、目のまわりの水を拭ってから床を見た。
「うわ……」
思わず声をあげる。排水溝に、赤茶色の長い髪の毛がつまっていたのだ。
こんなに髪の毛が抜けるほど、疲れていたのだろうか。せっかく綺麗なホテルなのに自分の髪でなんてことを。
風呂からあがったら捨てようと、アヴェンジャーは排水溝の目に絡まった髪の毛つまんで、風呂場の隅に置いておいた。


【バラバラ】
俺は気分が悪かった。
なぜかと言うと、昨日泊まった宿で今朝、殺人事件があったのだ。しかもバラバラ殺人だ。
ゴミ箱の中やロッカーの中など、とにかく狭い場所に体の部位が押し込まれていたそうで、話を聞くだけで気味が悪いし気持ち悪い。まだ見つかっていないパーツもあるとか言っていたが、そんなことはどうでもよかった。俺は武器のキャノンを持ってそそくさとその宿からチェックアウトしたのだ。
ああ、思い出すだけでも気持ち悪い。俺はそこらのモンスターでも狩って気分を切り替えようとキャノンを構える。
ボフッ!!
「おわっ!?」
俺は後ろに倒れこんだ、キャノンが中で暴発したのだ。爆薬と別の臭いが入り混じる。
いったい、なんだ、何かがつまっていたのか?俺はくすぶるキャノンの穴を覗き込んだ。
俺は、吐いた。

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