BWゲオルクパイロット「オラオラオラァーー!!」
ソウスケ「うぉ~!!(汗)」
ゲオルクmk-Bを相手に戦っているソウスケだが、相手のパワーに対抗する術を持たない為に始まってから避けてばかりである。
ソウスケ「いぢぢぢっ!!」
避けているとはいえ、ジェットハンマーやグレネードランチャーの破壊力で飛び散る破片には避けきれない様子。この調子ではジリ貧だ。
ソウスケ(さっきから破片に当たってばかり…逃げてばかりじゃ絶対負ける。どうにか隙を突いて反撃しないと!)
BWゲオルクパイロット「うおぉーー!!ゲオルクタイフゥーン!!!」
ゲオルクmk-Bが回転し始め、ジェットハンマーの噴射装置で高速回転に増し、同時にグレネードランチャーを乱射。台風の如く、周囲を次々と破壊していく。
ソウスケ「ひぇ~~!!(汗)」
なるだけ攻撃範囲から離れてもやはり破片が飛び散る為にまた被弾。
BWゲオルクパイロット「ソォーーーイ!!」
ゲオルクタイフーンの締めに、高速回転で更に勢いを増したジェットハンマーを地面に叩き出し、さっきより倍以上の地割れを起こす。
ソウスケ「のわわわわ!?(汗)」
足を持っていかれそうになったが、先に長槍の柄を地面に突き刺し、身体を浮かす事で難を逃れる。
BWゲオルクパイロット「ぴゅ~、爽快だねぇ。」
口笛ならぬ歯笛を吹いて余韻に浸る、が…。
BWゲオルクパイロット「ん、あらら?」
渾身の一撃をかましすぎて地面にめり込んでしまい、ジェットハンマーが抜けなくなった。
ソウスケ「隙ができた!!」
待ってましたと言わんばかりに突き刺した長槍を地面から抜き、反撃を開始する。
BWゲオルクパイロット「チィッ、来るなぁー!!」
走って近付くソウスケにグレネードランチャーを撃って追い払おうとするも…。
ソウスケ「そんなションベン玉は慣れた!」
破壊力はあれど、弾速が遅い上に山なりの軌道を描く為、数をこなしていけば簡単に見切れる。そんな攻撃は空しく終わり、容易に接近する事ができた。
ソウスケ「喰らえ!三日月流…。」
BWゲオルクパイロット「くっそぉ抜けろぉー!!」
確実に捉えた、はずだった。
バキィッ!!
ソウスケ「…え?」
ソウスケは目を疑った。獲物を捉えたはずの長槍が、一瞬にして消えた。何故なら、地面にめり込んで抜けなくなったジェットハンマーを逆噴射で抜き取り、その際に勢い余ったのが長槍の柄に直撃。ゲオルクmk-Bが力任せで反撃を回避したと同時に、刃もろとも長槍を折ったのだ。
BWゲオルクパイロット「おらぁーー!!」
ソウスケ「ガッ!?」
あまりのショックで硬直したソウスケはグレネードランチャーの砲身によるカウンターをモロに喰らい、豪快に吹っ飛ばされる。
BWゲオルクパイロット「ヘッヘッヘッ、惜しかったな。いいタイミングで抜き取れたぜ。」
ソウスケ「く、くそぉ…。」
反撃のチャンスが失敗し、長槍を失って丸腰になってしまったソウスケ。
ソウスケ(もうこんなんじゃ話にならねぇ、今のうちに逃げ…!?)
逃げれない。ゲオルクmk-Bがジェットハンマーで散々と地面を叩き潰してきたために、退路となる通った道にまで崩したのだ。
BWゲオルクパイロット「ハァーッハッハァ!!チェックメイトだぁー!!」
ソウスケ「ば、万事休すか…!」
ソウスケ、大ピンチ…!!
続く!
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