姫「くうぅぅ!」
姫は英雄達の攻撃を受け、たじろいでいた
エヴァン「いくぞ!ミル!」
エヴァンは自らの相棒の龍の、獄炎のブレスを
メルセデス「さっきのお返しよ!!」
メルセデスは、周囲から双弩による怒涛の矢を
ルミナス「仲間にしたし打ち、今返すぞ」
ルミナスは暗黒と聖気を纏った剣を
ファントム「これも世界樹を開放するためだ...許してくれ」
ファントムは、カルトを幾枚も投げ、爆発させる
姫「くううぅ!くっ!!ちょこまかとしつこい奴らね!」
姫は多々、繰り返される攻撃にたじろぎ、身に纏っていた桃色の着物はところどころ破れ、焦げている
メルセデス「あんた、怯んでるじゃない?もう降参したら?」
メルセデスは勝ち誇るように微笑む
姫「...ふふ...確かに怯んだわ。ただ、私も戦う手段がないわけじゃないわよ」
姫はかすかに微笑みながら、言い返す
ルミナス「どういうことだ...!」
ルミナスは、一抹のかすかに嫌な予感を抱いている
姫「ふふ、隠していた力、使うしかないわねえ♡んんっ///」
姫が英雄達を微笑みながら眺める
そして、その瞬間
辺りを黒い魔力の気が包み込む
辺りはどよめき、揺らぎ、ただならぬ気が立ち込める
そして、その気が晴れた時
着物の後ろ側から、ふわふわとした巨大な白黒の尻尾が生え
妖艶ながらも何やら嫌な気を纏う姫の姿があった
デーモン「その姿は一体!!」
姫「ふふ、私の本当の姿よ。私、スカンクの魔族なのふふ、さっきまでのお返しを
してあげようかしらねえ♡ふふ♥
姫は妖艶に高笑う
ルミナス「こうなったら!!」
メルセデス「ええ、!!」
エヴァン「やるしかない!!」
英雄達は息を合わせ、一斉に反撃する
姫「ふふ、さっきみたいにちょこまかとされるのは嫌だからねえ♡
ふふ、んんんっつ/////」
ぶぶぶぶしゅうううぅぅ~~~~!!!
姫は濃い黄色の放屁を放ち、辺りを屁で染めていく
メルセデス「くうううぅ!!ま、またああぁぁ!?」
エヴァン「これって!!」
姫「ふふ、スカンクの姫の特製煙幕よ♥そして、」
そういうと、姫は口に手を当て、
姫「ふふ、これでも食らいなさい♥んっ♥」
ハート型の魔力を帯びた爆弾を大量に辺りに飛ばし、爆発させる
エヴァン「ぐああああぁ!!!!」
ルミナス「うわああ!!!!!」
隠月「ぐううう!!!」
英雄達は凄まじい威力の爆発と、これまでの戦闘の疲労が重なり辺りに吹き飛ぶ
そして....
煙幕が晴れた頃、そこに立つのは...
気を失う英雄と、尻尾をゆらゆらと揺らめかせる姫の姿だった
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