目の前で、イオンリと名乗る男はよだれを垂らしながら続けて話す。
「君なら歓迎するよ。我らのギルド、イオンリ極悪盗賊団に是非入らないか?へへへ」
なんてダサいギルド名なんだ……。
しかし、こいつの強さは見るだけでわかる……。オーラが物語っているんだ。
一緒にやるのも悪くないかもな。
「へへ!おもしろそうじゃねーカ!」
右手に持つ喋る短剣を見つめながら俺はイオンリを見つめ、質問を投げかけた。
「それはどんなチームなんだ?」
じゅるりとイオンリは手で口についているよだれを拭きながら答えた。汚ねぇ。
「我らのチームは一流の盗賊のみで構成されたチームだ!
盗み、殺戮、虐め、思いつく限りの悪の行為を働く。それが俺のチームの流儀だ!」
なんだって……?
そんな卑劣な行為を働くだと……?こいつなんて奴だ……
でも……
ふふはははhだhぢさdcぁsださsリドしねdjさいdjさふはえうぇうぇうぇうぇww
最高じゃねーか!!!
今の俺には最高のチームだ!
「うん!入る!」
俺が大きく頷きながらそう言うのを確認すると、イオンリは気持ち悪い前髪を流しながら
近づき、握手を求めてきた。
そしてイオンリは握手をしながらフッっと薄気味悪い笑みをつくると、俺の耳元に口を近づけ囁いた。
「Welcome to Underground」
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