1の続きです
相変わらずストーリーのネタバレがかなり激しいためご注意ください
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ここまででカオの話が出そろいました。
ここからは時間軸に並べ替えて記載していきます。
あくまで考察ですが、これならなんとなーく辻褄が合うかな?と思います。
【1周目の対敵者の魂】
第一に「冒険者」として一人の人間がいたとします。この時点での職業は謎。
・通常通りのストーリーを歩み対敵者となった彼は、アーケインリバーへ
(この時はまだ"カオ"は存在しません)
・リノに騙されてアルマに力を吸収される
・曰く「対敵者」とは運命に対敵する力を持つ人間の事。その為、封印石の力=対敵者としての力?を奪われた可能性。もしくは、エルダに対する親和性云々。
・このあたりは曖昧ですが、最終的にエルダの力に呼び掛けて創生の卵を破壊する必要がある為、どちらにせよ世界を救うための条件が不足します。
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そのまま彼は暗黒の魔法使いに挑みますが、対敵者としての力を失っている為 敗北。
・止める人間が居なくなったため、暗黒の魔法使いは世界を創生の卵でリセットします。
・そして、再度同じ世界が創生されることに。
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【2周目の対敵者の魂】
恐らく創生により全て(光魔が暗黒魔になった時点まで)がリセットされました。
時代は暗黒魔が誕生して、アリア陛下崩御後……暗黒の魔法使いにより世界が破壊されつつある時代まで同じ道筋を進みます。
その時代に対敵者の魂は転生し「カオ」という人間として生を受けます。
・英雄達が民間人を舟に乗せて避難させた時には「子供」と言われる年齢になっていたと思われます。
■ここがターニングポイントです。
恐らくこの時点で、何らかの方法でカオは時を超えて過去の時間の神殿へ行った模様(=失踪扱い)
ですが、私はここでカオが死んだのだと思います。もしくは死に至るほどのショックを受けたか。
・そのせいで、幼いカオは前世の記憶や力を若干保持した?
(記憶喪失ではあるが、記憶が1周目と混在した可能性)
または1周目の魂(エルダ)に引っ張られて(エルダが流出している現代の)時間の神殿へと流れついた?
・エリン森の時間軸はプレイヤーが通る時点でも「現在と過去」が曖昧なので可能性としてはあり得る
・しかし、カオが通った影響で時間の境界が曖昧になった可能性もあり?
・暗黒魔を愛している「女王エピネア」がエリン森にいる事も引っかかる(=殺された?)
結果として、「1周目の記憶を保持したカオという人間」が現在の時間の神殿に収束した
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【3周目の対敵者の魂】
冒険者が再度転生、ここがプレイヤーの新規キャラ作成の時点となります。
・鎖を打ち砕いて脱出するのがあったと思うのですが(今もあるかは知らない)、恐らくあれは前世での暗黒の魔法使いとの戦い、またはその力の残滓から抜け出してきた暗喩ないし直喩ではないかと思います。
暗黒の魔法使いが全てを知っていてリセットを繰り返している以上、対敵者の魂に対して何もしないわけがありませんし。
というか、2回目の転生でそれを目の当たりにしたから3回目には保険を掛けたか。
(光魔が対敵者を待ち望んでいた事を考えると試練という名目の手助けかもしれない)
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プレイヤーはそのままブラックヘヴンにて対敵者の力を得て、消滅の旅路へ向かいます。
・消滅の旅路にてカオが自機をかばったことで、プレイヤーは力を保持したまま進行。アーケインリバーの力を最大限に受け入れられるようになります。
・同時に、カオから消滅コアを譲り受け更にエルダとの親和性は高まります
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そして、プレイヤーは最終決戦まで進みます。
ブラックストーリーにてあった通り、エルダの力に呼び掛けて生きる意志を貫いた事で、創生の卵を破壊。
暗黒の魔法使いに勝利して世界は名実ともに救われました。
そうして、カオとの約束を果たせたわけです。
というのが、カオを含めた「対敵者」のストーリーだと考察します。
割とターニングポイントあたりが無理矢理感ありますが、カオ自身が冒険者となったとしても再度1周目と同様の道を歩んで「3周目」の自分に託したのは間違いないと思います。
ちなみに職業ゼロに出てくるカオは、1周目の消滅後に時間の神殿へ渡り記憶を取り戻しましたが その記憶に耐えきれず「自ら戦う道を”捨てる”選択をした」カオだと思われます。
鏡世界ということもあり、現実世界と反転した感情を抱くカオがいるのは興味深いですね。
いやでも 自分から記憶を消すって発想はすごいな……。
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