※敬称略
■暇人なアラン■
西の大帝国の近衛兵団に所属する兵士。茶色の髪に赤色の目をしている。中性的な見た目をしており、性別は不詳。
礼儀正しく、誰に対しても(人によってはつんけんしていると見られるほど)きっちりとした対応をとる。
たとえ相手が小さな子供であっても敬語を使い、仲間からは『堅すぎ』と言われてしまうことも多い。なお、本人曰く『子供は扱い方が分からないので苦手』らしい。
長柄武器を使う騎馬部隊に所属しており、本人は長い柄に斧と槍のついたハルバードの扱いを得意とする。他に、槍や長柄斧などの扱い方も習得している。
基本的に性格は真面目だが、それは兵団に所属しているうちに身についた気性であり、本来は毒舌家で皮肉屋。
どんなに切羽詰まった状況でも、冷静に状況を分析し、仲間に素早く指示を飛ばす。
かつて戦闘中に先輩から放たれた、“目の前に起こっていることがすべてだ”という言葉をモットーにしている。
帝国が北の国からの侵略を受けた際には、他の部隊と共に山を越えて国境付近に向かう。しかし、そこで敵国の急襲を受け、瀕死の重傷を負う。
結局、怪我が治る前に自衛戦争は終結し、本人は『肝心な時に役に立てなかった』として自責の念に駆られるようになる。
この時、本人は近衛兵団の仲間に対し、皮肉交じりの自虐として、『戦争中、私は病院の庭で歩き回っていたよ。暇だったのでね』と話していた(病院の庭で歩き回っていたのは、実際は怪我のリハビリのためである)。
この後、もともとあったストイックさに拍車がかかり、毎日の暇な時間の殆どを鍛錬に費やすようになる。
家族構成は両親、弟、飼い犬。
10歳離れた弟のことを溺愛している。普段の堅い態度はそのままながら、弟を喜ばせるために奔走することもある。
たまに実家を訪れるときは、弟が手紙で『欲しいと書いていたもの』を手土産に持ってくるのが通例になっている。
■dh君■
紫色の髪を長く伸ばした、イマドキの女子高生。
感情表現に乏しいが、喜怒哀楽が無いわけではなく、笑ったり怒ったりするときは彼女の周囲に漫画の効果のようなものが現れる。
高校近くのアパートの一室を借りて一人暮らししている。
若者ではあるもののオシャレには疎く、学校が無い時はチューブトップに短パンというラフな姿をしていることが多い。
割とずぼらな性格で、自宅は捨て切れない色々なもので散らかっている。
自宅にいるときは、やさぐれたアルコール中毒者のようなしぐさでジュースをがぶ飲みしながらスナックを食べ、TVドラマを観ることを好む。
普通の高校生のふりをしているが、その正体は、とある陰陽師一族の末裔。
彼女の一族は、悪霊や呪術を使用して人を傷つけることを生業とする、悪しき陰陽師一族と古くから対立していた。
彼女もまた、一族としての使命を当然のように背負い、彼らが放った悪霊や呪術と日夜戦っている。
『何故、一族から課せられた使命などというものを受け入れているのか』と問われたこともあったが、本人は『それが私にしかこなせない使命だから』と躊躇なく答えている。
前述の通り、基本的にオシャレには疎いが、その一方で頭のリボンだけは常に欠かさない。このリボンは、かつての友人から誕生日プレゼントにもらったもの。
友人はその後、悪しき陰陽師が放った悪霊に襲われ、本人が到着する前に殺されてしまった。
その時の悔恨と、二度とこういうことを起こさないという決意を込めて、友人からもらったリボンを常に頭に着けている。
そのため、現在の活動の動機は、ただの使命感だけではなくなっている。
敵対する陰陽師は、本人に会うたび、常に彼女に問いを投げかけてくる。
『復讐は悪いことか?』『我々が復讐しなければ、誰が依頼者の恨み、憎しみを晴らすのか?』『我々が復讐しなければ、誰が加害者を罰し、見せしめにし、新たな加害者の出現を抑えるのか?』『おまえがやっているそれも、(我々に対する)復讐ではないか?』
これらの問いに、本人はいつも迷い、悩み、だがひとつひとつ丁寧に、自分なりの答えを導き出していく。
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4年ぶりです。恥知らずにも戻ってきました。
お待たせしてしまった方々には本当に申し訳ないです。
これから少しずつ消化していきたい。
今からでも元記事にコメント貰えたら順番に追加します。
https://maplestory.nexon.co.jp/community/bbs/view/901166/
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