メイプルストーリー

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キャラクター名:
ロールティ
ワールド:
かえで

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創作物語

動物英雄団、新しい世界へ!! 日付:2024.05.21 09:07 表示回数:680

この創作物語はビーストテイマーの『メイ』が暗黒の魔法使いと戦って、その後のメイプルストーリー正史である The Day After の時間軸とは分岐した世界線のお話です。
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…激しい戦いの末、メイは動物英雄団と力を合わせて暗黒の魔法使いを倒しました。
黒い太陽が消滅していくさなか、暗黒の魔法使いは姿を変えてメイに話しかけます…

白い魔法使い「メイさん、貴方の勝利です… 最後に少し、お話をしましょう」
メイは黙って白い魔法使いを見つめます。

白い魔法使い
「貴方は動物英雄団と契約して大きな力を手に入れ、そしてここまで来ました。
 しかし貴方は彼らの過去をよく知らないはずですから、教えてあげましょうか」
メイはうなずきます。

白い魔法使い
「遠い昔、私は暗黒の魔法使いとして軍団長を率い、世界樹を攻撃しました。
 今と同じように、ただちに人間の勇者達が世界樹を守るため各地から結集しました。
 そこにひとりの優れた動物使い…貴方の先代にあたるビーストテイマーも現れました。
 彼女は4匹の動物を巧みに操り、敵の大群を退け仲間を癒やす能力を発揮しました」
メイ「4匹の動物…」

白い魔法使い
「そうです、いま貴方のそばにいる動物達は…その時に人間と共に戦った動物英雄団そのものです。
 彼らは皆、メイプルワールドの危機を救うため他の大陸から駆けつけた勇者でした」

「その戦いで軍団長は敗退し、世界樹は弱化すれども滅することなく長い眠りにつきました。
 他方でルインヌの力を抑えることには成功した私もまた、6人の英雄によって封印されたのです」
メイの脳裏に英雄の隠月とコンコン村のランの姿が浮かびます。

白い魔法使いが微かな笑みを見せて続けます。
「私の目的は超越者による世界秩序の鎖から自らを解放すること。
 世界にどれほどの犠牲を払おうと必ず成功させるつもりでいました、しかし…
 結果的に貴方の封印石は、動物英雄団の存在により製作者が想定しない能力を持ったようです」
メイには何のことを言っているのか分かりません。

白い魔法使いが急に目を伏せて、さらに続けます。
「これからほどなくして黒い太陽と共に私が、そして貴方達も消滅するでしょう。
 もともと貴方の動物英雄団は遠い過去に必滅の肉体を喪失して精霊となった者たち…
 いかに強い精霊といえど莫大なエルダの消滅に飲まれれば無に帰すしかありません」
メイ「そんなの…!」

白い魔法使いは目を閉じ、息を吐き切るような弱い口調になりました。
「ですが、安心してください… 封印石は未だ作動を続けています。
 信じられないでしょうが、私の超越者の力が貴方へと流れ込んでいるのです」

それを聞いたメイが何か言おうとした時、メイと動物英雄団は完全な闇に包まれました…

 (続きます)

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